特定非営利活動法人( 認定NPO法人 )
BHNテレコム支援協議会
                                                                                                   
 
更新: 2010-09-19
ミャンマー・サイクロン被災地支援第二次事業
ピヤポンタウンシップから設置工事開始、運用が始まりました

地域防災情報システム(CAシステム)の設置工事終了後に実施した、BHNの現地専門家による保守・運用研修の模様。


第二次事業、施工が始まる

 ジャパン・プラットフォームの助成金で実施中の、ミャンマー・サイクロン被災地支援第二次の地域防災情報システム(CAシステム)構築事業は、ピヤポン・デダイエ・ラプッタ3タウンシップ合計61箇所における基本設計が終了し、システムの施工が始まりました。9月12日までに、ピヤポン・デダイエの12ヵ所における工事が終了し、早速、運用が始まっています。
 ここでは、基本設計から施工、運用までの過程を写真と共に紹介します。
 ミャンマーの9月は、雨季の最後の季節に当たります。この時期はスコールが続き、デルタ地帯を編みの目のように走る川が増水し、水面が大きく波打つ時期だそうです。ヤンゴンから南部デルタ地帯へは、道路は途中までで、そこから先は、大小の川が道路、船やボートが車の役割を果たします。
 サイクロンを経験した被災地の人々からは、システムを早く設置して欲しい、そのためにはどのような支援も惜しまない、との要望が寄せられていることから、スコールの合間を縫って施工に取り掛かりました。


基本設計

 基本設計では全ての事業地を回り、@村落の責任者にシステムの説明、A設置の同意の取り付け、B施設内の機器の設置場所の確保、C村落の成り立ち・住居の分布状況の調査、Dスピーカの個数、ポールの建設場所と工法を決定します。


村落の役職員にシステム構築支援の経過、システムの概要、その効果等を説明します。


タウンシップの役職員への説明会には、BHNの専門家が出席しています。

説明会には、多くの人々が集まってくれました。


地方への出張の際には、いつも携帯電話がお供をします。


村の様子を視察します。住居の分布状況を見て、スピーカの個数や方向を決定します。


これからBHNのパートナーとなる皆さんです。


資機材の調達
 システムに用いる主な機材は、スピーカ、アンプリファイア、CDラジカセ、マイク、バッテリ、充電器です。
 アンプリファイアは、1台に4個のスピーカが接続可能な、タイ製品を選びました。現在は、タイとの国境が封鎖されていることで輸入が止まり、入手に時間がかかりました。
 デルタ地帯の各家には商用の電源がないことから、バッテリと充電器も設置します。
 充電は、発動発電機を持たない村では充電屋を利用します。また、舟の船頭さんの厚意で、無料で充電をしてもらっているところもあります。充電屋を利用すると、1回50円程度の料金がかかります。そのため、使用頻度にもよりますが、一月500円程度の維持費が必要になります。


調達では、納入された機材全てを点検します。


旧首都のヤンゴンから道路が通じているところまでは車両で、そこから事業地までは、舟を利用して機材を搬送します


施工、保守・運用研修

 施工は、BHN専門家の技術指導の下、住民の皆さんに行ってもらいます。それは、今後住民だけで保守・修理ができるようにするためでもあります。


まずは機材の組み立てから始めます。


柱にスピーカを取り付けます。


成功です。デルタ地帯のスカイツリーが、
住民の手で建設されました。

運用研修の後は、実習です。

支援者のステッカーと簡易運用マニュアルを近くに貼りだします。

運用記録をノートに付けて下さい

最後に皆で記念撮影。次は、モニタリングでお会いしましょう。


 ピヤポン・デダイエタウンシップにおける施工は、9月中に終了します。ヤンゴンから車で10時間もかかるラプッタタウンシップでの施工は、雨季が明けた10月から開始します。

本ホームページ(http://www.bhn.or.jp)の著作権は、BHNテレコム支援協議会にあります。