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BHNテレコム支援協議会
                                                                                                   
 
更新 20111-12-26A


南極ってどんなとこ、
どんな仕事をしているの?

−被災地の小学校で、南極・昭和基地とを電話で結ぶ遠隔授業−



 12月7日、岩手県釜石市立釜石小学校と南極の昭和基地とを電話で結んだ「南極からの遠隔授業」を行いました。
 子供たちは同校5年生と6年生の50人、先生は、現在第52次南極観測隊として昭和基地で越冬されている近藤巧(たくみ)さんでした。
 会場と昭和基地を直接電話でむすび、近藤さんから事前に送ってもらった映像を、近藤さんの説明にあわせて操作して大型テレビで見てもらいながら、授業を行いました。

遠隔授業の教室の様子

 この企画は、昭和基地で3月11日の東日本震災のことを知った近藤さんから、遠いところながら何かできることがあれば協力したいとの申し出が元越冬隊員で当会横野参与にあったのがきっかけで始まり、釜石市教育委員会、パレスチナ子どものキャンペーン(CCP)、@リアスNPOサポートセンター、国立極地研究所などのご協力をいただき実現したものです。
 なお、会場でのパソコン操作は、元越冬隊員で仙台にお住まいの若生公郎さんにご協力いただきました。

 当日は横野参与の司会で授業が始まりました。以下がその模様です。


 遠隔授業をはじめる前に、国立極地研究所から提供された「南極の氷」を10個ほどに割ってプラスチックのコップに入れて児童に配りました。そこに水を入れて、氷がはじけて空気が出てくるのを体験してもらうためです。
 「南極の氷に含まれる空気は何万年も前に氷に閉じ込められたものです。それは恐竜が生きていた時代のものかも知れません」と説明したところ、目を輝かせてコップを耳に近づけて音に聞き入っていました。




先生が南極の氷を持って登場。


南極の氷について説明する横野参与


グループごとにコップに水を


聞こえるかな、太古の昔の空気がはじける音が
写真は岩手放送ホームページ(12月8日)より

 日本時間の午後2時(昭和基地午前8時)から、昭和基地の近藤さんと電話で結んで授業が始まりました。

 まず、写真を使って昭和基地の病院、食堂、隊員の部屋、気象観測、オーロラ観測などの様子が生徒たちに説明されたほか、南極観測船「しらせ」が氷を砕いて進む様子やオーロラが夜空に舞う様子がビデオで紹介されました。

 南極クイズもありました。
 「南極に白くまはいる?」という問題には、手をあげて生徒に答えてもらいました。近藤隊員からの「南極には白くまはいません」という回答に、生徒たちはびっくりしていました。
 続いて、昭和基地の近くにいるペンギンや、あざらしの様子も紹介されました。
 子供たちからは「昭和基地では最高気温は何度ですか」、「どんな観測をしているのですか」などの質問が出て、近藤さんに直接答えていただきました。



クイズに答える子供たち
写真は岩手放送ホームページ(12月8日)より



パソコンを操作する若生さん

 最後に近藤さんから「一日も早い復興を願っています。帰国したらまた皆さんに会える機会があるかもしれません。みんな元気でがんばってください」と挨拶があり、児童の代表からも「今日はいろいろ勉強になりました。ありがとうございました」とお礼の言葉がありました。そして子供たち全員で、「ありがとうございました」と近藤さんにお礼を述べて終わりました。

 遠隔授業の終了後、子供たちからは、「昭和基地との通信ははじめてだったのでうれしかった」、「南極の氷の厚さが3,000メートルとかオーロラがどのように出ているかを研究しているのは、すごいと思った」などの感想が聞かれました。
 「この生徒さんの中から将来の南極観測隊員が出てくるかもしれませんね」というのは「南極の氷」を提供して頂いた国立極地研究所広報室の方のお話でした。

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