特定非営利活動法人( 認定NPO法人 )
BHNテレコム支援協議会
                                                                                                   
 
2011-04-25

仮設型インターネットインフラシステムの設置支援始まる


安心とつなぎ、安心をつなぐ
インターネットを利用しませんか?



           

 ジャパン・プラットホーム(JPF)の助成金で、岩手県遠野市を拠点に同県沿岸被災地の災害対策本部、避難所等にインターネット環境を無料で提供しています。約半月間で、17の施設に19システムを支援しました。
写真は:大槌町安渡小学校避難所で


被災者、救援者は、様々な情報を必要としています

 この度の大震災では、通信施設にまでも甚大な被害が及びました。そのため、最も情報を必要としている被災者に、それが届きませんでした。
 被災から1ヵ月余りが経ちました。被災者には、生命を維持するための食糧や、最低限の生活物資が行き渡り、水道、電気も供給される地域が広がって来ています。固定・携帯電話の両方か、携帯電話だけが復旧した地域もありますが、まだいずれも使えない地域では、通信会社が移動式衛星電話の無料サービスを行っています。
 しかしまだ、インターネットは全く使えない、使える台数が少なく自由に使えないという地域や施設、人々の方が圧倒的に多いのが現状です。


被災者に情報授受手段を
 落ち着いた生活が出来るようになると、被災者のニーズは徐々に変化していきます。各人が欲する情報も、多種多様になります。そうした時に、各人の必要に応じた情報を得る手段の一つとして、インターネットが思い起こされます。
 私たちは、岩手県遠野市が後方支援をする宮古市、山田町、大槌町、釜石市、大船渡市、陸前高田市の災害対策本部や避難所等を回り、復旧した携帯電話の電波を利用して、インターネットを必要とする人がそれを利用できる環境を整備する支援を行っています。
 この支援は4月5日からスタートして以来、19日までに17ヵ所に19システムを提供しました。この支援は、まだまだ続きます。
 被災地でインターネット環境を必要とされている方は、BHNのロゴが入った赤いジャンパー姿のスタッフに、どうぞ気軽にご相談下さい。

 これまでに設置した場所は、以下の通りです(設置順)

・大槌町・安渡小学校避難所
最初の利用者は中学生の男の子、YouTubeで大槌町が津波で襲われるシーンをみつけ再生をはじめると、親たちも寄ってきて「どこから撮ったのだろうか」「ここが安渡小学校だ」と言いながら繰り返し再生していました。
こんなに感謝されるとは思ってもみなかったので、脇で見ていて思わず感動して涙が出ました(スタッフ談)
本日の夕食の時間は・・・・。ハンディメガホンも、活用されています。

・県立大船渡病院産婦人科
大船渡はNTT局舎、通信設備が大きな被害を受けた地域。県のネットワークには接続されていましたが、十分な帯域が確保できず、院内の財務会計業務などに使用が限定されていました。県内では周産期医療情報ネットワーク「いーはとーぶ」が運用されていますが、震災以後アクセスできなくなっていました。

・遠野市災害対策本部・遠野市健康福祉の里
 最初は、4月11日の余震による停電の間の支援でした。その後、システムのモデル展示も兼ねて、再度設置を行っています。

・遠野市総合福祉センター
  ここを拠点とする大学の医学部医療支援チームやNGOも、自由にインターネットを利用できるようになりました。

・旧釜石第一中学校避難所
早速小学生3年生くらいの女の子が母親に付き添われて利用していました。

・大船渡市リアスホール避難所

市役所本庁と接続できずに困っていました。セキュリティ上そのシステムにはBHNのシステムを入れることは出来ませんが、別回線のインターネットアクセスラインならば希望するとのことで支援しました。
「1ヶ月ぶりだ」、「なにかホッとする」とはYahooのトップページを見てのある職員の感想。
自動血圧計と体温計も寄贈して喜ばれました。

・山田町山田北小学校避難所
ここに設置してもらいましょうか。秋田県の職員が、ボランティア支援をしていました。 港で、長男を亡くしたという二人の男性に会いました。暗い顔をしていると、誰も寄ってこないから、と終始笑顔で当日の話をして下さいました。

・陸前高田市長部小学校避難所

 コミュニティセンター(漁村センター)では、北海道大学医学部の医療チームが支援活動をしていました。

・陸前高田市広田小学校避難所

・陸前高田市下矢作本部

・大船渡市 三陸 綾里(りょうり)地区本部

・大船渡市 国保 越喜来(おきらい)診療所

床上1メートル以上まで津波がきたそうです。辺地のため、電力の復旧が遅く、大型の発動発電機で電力をまかなっていました。携帯電話が使えたので、それを利用してインターネットが出来るようにしました。

・遠野災害ボランティア支援センター

・日本財団「ROADプロジェクト」
 センター内部とセンター周辺にあるテント村でもインターネット接続が出来るようにしました。設置前は、パソコン1台しかインターネットに接続されていませんでしたが、ボランティアのインターネット接続も可能になりました。

・遠野市ふれあいプラザ

・日本赤十字社 救援実施対策本部

・大槌町社会福祉協議会ボランティアセンター 
 ボランティアの縁の下の力持ちとして活躍して欲しいものです。

・JICA事務所
 設置当日の19日は、夕方から雪になりました。


多くの企業、個人の皆様からご協力をいただきました

 この事業には、機材提供、技術提供等で、多くの企業・個人の皆様からのご協力がありました。この場を借りて、心から御礼申し上げます。

独立行政法人情報通信機構からは、こうした大災害の被災地に生きる、最新技術の提供があり、設置にも協力していただきました。 避難所を訪問中の、歌手の加藤登紀子さん。握手とサイン攻めに。
被災者の本当の気持はわかりませんが、被災地のために今後何をしたらいいか、何が出来るかを考えてみたい、とおっしゃっていました。

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