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東北の臨時災害放送局支援事業概要

(1)事業背景

 

2011年3月11日に発生した東日本大震災以降、ラジオ放送が見直されています。東北の27の市町で震災後、臨時災害放送局が29局開設され、1年以上経った2012年3月末の時点でそのうち21局が放送を続けています。

 

毎日、市町の行政情報・広報、災害に関する情報に加え、住民から提供される情報、事業所や店舗の新規オープン、各種イベントや支援団体からのお知らせなど、地域の生活情報を幅広く伝えています。独自に制作した番組も増え、イベントの中継、ゲストを招いてのトーク、地元の言葉で語られる地域の昔話や、地域に住む外国人向けの多言語放送など、放送内容も充実してきています。

 

臨時災害放送局には2種類あり、既存のコミュニティ放送局から臨時災害放送局に移行した放送局と、新たに開設した放送局がありますが、新設された放送局はほとんど何もないところからのスタートだったため、資金・スタッフ・ノウハウなど様々な面で外部からの支援を必要としていました。

 

当会は、そうした放送局に対し技術的支援を中心に継続的な支援活動を行っています。

 

 (2)事業内容

 

①放送局の設計及び放送機器の提供

FM放送機、中継用送受信機、送信アンテナ、音声ミキサー、CD・MDプレーヤー、マイクロホン、放送連続記録および音声編集用のPC、長時間放送機録等ソフトウェア、ハードディスク、ICレコーダーほかの提供

 

②難聴地域解消支援

サービスエリア拡大や到達電波の強さを改善するための送信アンテナの場所変更支援

仮設住宅の難聴問題解消のための受信対策支援

 

③放送免許取得に必要な無線従事者の紹介

 

 

(3)これまでの主な活動

 

2011年4月~6月

現地調査(神戸FMわいわい」との共同事業 岩手県でラジオ受信機の配付(NTT労組提供ラジオ受信機ほか)

2011年4月~12月

放送機器等の提供(21局、7団体)

2011年5月~

宮城県南三陸町難聴地域解消支援(送信アンテナの移設)

2011年5月~2012年3月

岩手県大槌町放送局開設支援

2011年8月~12月

岩手県陸前高田市臨時災害放送局開設支援

2011年9月~2012年5月

宮城県山元町・亘理町での難聴対策支援(仮設住宅受信対策、送信アンテナの移設)

2011年11月~

福島県南相馬市難聴地域解消支援(送信アンテナの移設)

 

これらの事業は、米国の団体グローバル・ギビングから提供された資金、加藤登紀子チャリティコンサートの収益金、ジャパン・プラットフォームからの助成金、その他企業・個人からの寄付金、シマンテック社から供与されたPC、ティアック社から提供された音声ミキサー、CD/MDプレーヤー、NTT労組から寄付されたラジオ受信機などを活用して行われています。

 

東北臨時災害放送局支援事業担当:秋場(プロジェクト・オフィサー)

 

 

(※写真をクリックすると大きくなります)

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