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バングラデシュ・ハティア島におけるコミュニティラジオによる
地域住民災害対応能力強化事業概要

(1) 事業背景

 

バングラデシュ南のノアカリ県に属するハティア島は、北の本島(人口約34万)と南のニジュンディップ島(人口約1万人)の2つの島で構成され、本島は北部の激しい侵食作用と南部の堆積作用により「動く島」と呼ばれています。

島はサイクロン高度危険区域に指定されており、サイクロンやそれに付随し発生する高潮により、沿岸地域を中心に毎年大きな被害を受けています。

 

ところが災害脆弱性の高い島であるにも関わらず、島の災害予警報伝達手段は1970年代から変わっておらず、現在も災害発生時にはボランティアがスピーカーを持ち島中を走り回っているのです。

この方法では、情報伝達可能な範囲や情報の正確性などに限界があり、島民は災害時に正しい情報をタイミングよく得ることが困難です。   またラジオやテレビなどから流れる情報は標準ベンガル語の為、大半の島民が内容を理解することができません。

 

さらに、サイクロン襲来の警報を聞いても、警報への不信から自らの財産や家畜を守る為に避難行動に移さない島民も多くいます。   従って、災害時に住民が正しい情報を得てそれを理解し、自らタイミングよく避難するということが島の長年の課題なのです。

 

 

(2) 事業内容

 

上記背景により、当会はハティア島で最も大きなNGOであるDwip Unnayan Songstha (DUS)と協力し、地域に特化した災害情報などを提供するコミュニティFMラジオ局を開局し、島民がラジオ局からの情報を活用し災害時に自らの判断で避難することができるよう支援を行います。

 

(3) これまでの経緯

 

2011年1月 外務省 NGO事業補助金によりプロジェクト可能性調査を実施

2011年9月 Very50(任意団体)のMission on the Ground(MoG)というプログラムに随行し、

      防災イベント及び避難訓練のデモンストレーションを実施

2011年10月  国際協力機構(JICA)草の根技術協力事業パートナー型内定
2013年3月 バングラデシュ・ハティア島「コミュニティラジオによる災害情報提供を活用した
      地域住民災害対応能力強化プロジェクト」開始
      → JICA事業概要紹介ページ

 

現在、秋予定の事業開始に向け、ダッカにBHNバングラデシュ事務所を開設し、現地NGO局へのNGO登録手続き等準備を行っています。引き続き当ホームページにて進捗や現地の様子を報告させて頂きます。

バングラデシュ事業担当:玉木(プロジェクト・オフィサー)

 

 

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