グローバルフェスタ・BHNブース 模擬スタジオでのアナウンス体験

2016年10月14日(金)17:29   イベント、その他

10月1・2日、年に1度東京で開催される国際協力イベント「グローバルフェスタ2016」がお台場プロムナードで行われ、2日間で約10万人の方が会場を訪れました。土曜日は時々霧雨が降る天候でしたが、ゆったりブースを見るにはちょうどいい気温でした。季節外れの夏日になった日曜日は、多くの親子連れや学生で賑わい、会場全体がお祭りムードで盛り上がっていました。
 
BHNのブースは会場の中心部にあり、多くの方が何度も通る場所で、2日間で70名以上の方がいらっしゃいました。年代は3歳から80代まで幅広く、親子連れ、学生、社会人と様々な方が訪問してくださいました。ブースでは、実際に事業を担当するスタッフやボランティアが、展示パネルを使って支援活動や事業地での状況を説明し、災害エフエムラジオの模擬スタジオでは、希望者の方にアナウンス体験をしていただきました。お子さんがアナウンス体験する間に別のスタッフから活動紹介を聞いて非常に興味を示してくれた青年海外協力隊OBの方や、お子さんの横で災害エフエムラジオの説明に熱心に耳を傾け質問をしてくださるお母さん、また、実際に事業を担当しているミャンマー派遣スタッフやプロジェクトマネージャーの話を聞きながらメモを取る中学生など、多様な方々にそれぞれの角度から活動を知っていただく機会となりました。
 

今年の体験展示企画である災害エフエムラジオ模擬スタジオでは、体験されたほとんどの方が災害エフエムラジオについて知らなかったため、まず災害エフエムラジオについて簡単な説明を行った後、行政無線や災害エフエムラジオで放送される地震や津波の際に流れる緊急放送や、避難所での水と食料の配給を知らせる放送文を読み上げてもらいました。このような体験を通して、緊急時の情報の大切さや、普段から災害に備えることの重要性を知り、行動に移す人が増えれば嬉しく思います。
 
 
今年の出展では、企画の段階からボランティアに協力いただき準備を進めました。展示パネルづくりでは、新しいボランティアの協力を得て、世界のデジタルデバイド(情報格差)に関する情報を収集し、そのことが社会的・経済的格差にもつながっていることを示すパネルを作成しました。災害エフエムラジオ体験展示では、放送機材などの知識を持つボランティアと一緒に、限られた条件の中で、どうやったら簡易な模擬スタジオを実現できるか、検討とリハーサルを重ねました。その結果、当日は、様々な得意分野を持つボランティアや事業担当者と事務局スタッフが協力してブース運営ができ、一体感が生まれました。また、今回、自然エネルギーでイベントを行う活動をしている方のご協力で、災害エフエムラジオの模擬スタジオで使用する電力をソーラー発電で賄うことができました。BHNの活動でも使用しているソーラー発電を活用し、BHNならではの活動紹介をすることができたことは、今回の企画を特徴づける点となりました。これからも、一人でも多くの方にBHNの視点から見た世界の課題を知っていただき、活動に興味を持ってもらえるような企画をしていきたいと思います。
 
 

あなたにできる支援

BHNは、情報通信技術(ICT)を活用し、開発途上国や国内外の被災地の人々の安全・安心を守り、生活環境の改善や社会的課題の解決を目指しております。このため、多くの方々の温かいご支援・ご協力を必要としています。BHNでは世代を問わず幅広い分野の方々の熱意と持てる力、これまで蓄積されたご経験を色々な方法で役立てることができます。皆さまに合った方法でBHNの活動に是非ご参加ください。

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