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【新理事長就任のご挨拶】

 

 

この度、BHN の理事長に就任いたしました赤羽根です。

経歴を申し上げますと、NTT での勤務は30年に及び、その後ソフトウェアー開発会社の(株)DTSに移り15年勤務し、今に至ります。

BHNに入りました経緯は、元理事長の佐藤さん、理事の前川さん等、NTTでの諸先輩に勧められたこと、また自分としても会社人生の終了にあたり、何かボランティア的な仕事をしたいという気持ちがあったためです。

 

皆さんご存知のごとく、BHNは27年という永い歴史をもち、1992年のチェリノブイリ原発事故の救援活動からスタートし、現在は、途上国の生活向上、災害人道支援、人材教育を3本の柱として掲げ海外・国内で支援活動を行っており、その実績は関係諸団体から高い評価をいただいています。

この間、BHNを支えてきた方々の努力と熱意には、身内ながら頭の下がる思いです。

果たして自分の力でこの歴史ある組織の運営をリードして行けるのか、はなはだ心もとなくは思いますが、与えられた任期を、能力の及ぶ限り努めて参りたいと思っています。

 

昨今、NPOの世界も大きく変貌しつつあるように思います。当初は小さな善意とリソースの持ち寄りから始まった日本のNPO諸団体の数は今や5万を超えており、その間、見過ごされやすく、公的機関が手を出しづらい様々な社会課題に取り組み、独自の工夫でソリューションを提供して、社会の負託にこたえてきました。

その端的な例が、あの東日本大震災をはじめその後の災害時で、救援活動を担ったNPOによって、その力量を認知させる大きなきっかけになりました。今や公的機関とならんで、独自のスタイルで社会課題の解決を行う団体として社会からますます期待されています。

政府をはじめ、地方公共団体等は、むしろ協力して共に課題解決を行うパートナーとしてNPOに期待するようになりました。

 

その結果、NPOには広く社会から資金的にも大きな支援があたえられ、その事業規模や影響力が大きくなった分、活動能力、責任、ソリューションの質等が問われるようになってきています。この期待に応えられるNPOと、そうでないNPOとの選別がおこなわれ、差別化はますます強まってゆくように思われます。ひるがえって、わがBHN を見るとき、やはり大きな曲がり角にあるように思われてなりません。

認定NPO法人として、分野全体の2%に選ばれ、今や事業規模も4億円近くとなり、政府機関や様々な資金団体からも有力なNPOの一つとして、支援をいただいています。

ここに至るまでの諸先輩の地道な努力の積み重ねがあったことはいうまでもありませんが、一段の飛躍のためにはいくつかの問題があるように思います。

ITを武器として、主に国際支援活動を行うプロ集団であり続けるためには、プロジェクト推進の中核的人材の不足の解消、それを可能とする団体の認知度や魅力のアップ、財政基盤の強化、また、NTTグループをはじめ企業との多様な連携、ファンドレイジングの多様化等が必要となってきています。

これらの課題に対し改善すべく努力して行きたいと思っておりますので、皆さまのますますのご支援を切にお願い申し上げる次第です。

 

理事長 赤羽根靖隆

 

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