【令和元年10月、電気通信大学に「BHN桑原基金寄附講座」を開設!】

2019年10月11日(金)14:23

 

 

「SDGs (Sustainable Development Goals 以下、SDGs)を支える情報通信論」スタート

 

BHNの主要な活動である「人材育成研修」は1998年に始まり、これまで海外からの多数の研修員を対象に行われてきました。今年度で22年目となります。

 

この度、これまでの研修課程に加え、より高度な人材育成への貢献を念頭に、国内の大学院留学生(東京農工大学、東京外国語大学、室蘭工業大学、及び秋田県立大学各大学院博士)を主たる対象として、SDGsに寄与する人材育成を、電気通信大学に「BHN桑原基金寄附講座」として「SDGsを支える情報通信論」及び「国際阿科学技術コミュニケーション論」の2科目が開設されております。

(本講座は、日本人大学院生も受講可能。)

 

令和元年10月4日(金)には、電気通信大学・調布キャンパスにおいて、この講座の生みの親である桑原守二氏(BHN顧問)も聴講され、「SDGsを支える情報通信論」の初回講義が以下のように行われました。

 

講義の中で、西野 哲朗教授(電気通信大学)は、本講座の目的として、以下の3点を挙げておられました:

1)SDGs制定の意義及びICTの果たす役割を理解し、それを実現するためのエネルギー供給と情報セキュリテイーの確保を図る。

2)ケーススタディにより、SDGs実現のためのICTの役割を深く学習する。

3)SDGsを実現するためのエンジニアとしての具体的な技術の習得と先見性の涵養を図る。

 

また、富野 岳士講師(BHN事務局長)は、1992年のチェルノブイリ原発事故の復旧支援でスタートしたBHNの活動の経緯を紹介するとともに、国際連合の提唱によって2016年から始まったSDGs制定のいきさつ及びその目的について、わかり易く講義されました。

 

尚、講義のテキストは原則・英文で作成されており、講義は聴講生の希望も聞いて、英語又は日本語で行われることになっております。

【イントロダクション】西野哲朗教授(電気通信大学 教授)

 

【BHN活動紹介とSDGs】富野岳士講師(BHN事務局長)

 

参与 紀伊 寛伍

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