メルボルンで開催されたC20 Australiaに参加

2014年7月8日(火)19:01   イベント、その他

2014年6月20-21日にオーストラリア・メルボルンでC20 (Civil Society 20)が開催され、玉木プロジェクト・コーディネーターが参加しました。以下、報告です。

 

● C20 とは

2014年6月20-21日にオーストラリア・メルボルンでC20 (Civil Society 20)サミットが開催され、NGO関係者を中心に約300名(内パネリスト約80名)が集まりました。

 

当サミットは、同年11月にブリスベンで開催されるG20(金融・世界経済に関する首脳会合)に対し、市民社会の提言をまとめることを目的としています。このC20の他に、B20 (Business)、L20 (Labour )、 T20 (Think Tank)、Y20(Youth)も別途開催され、各サミットで提言がまとめられ提出されます。

● 80名以上のパネリストが登壇

今年のC20は、「平等と参加」「インフラ整備」「気候変動と資源危機」「ガバナンス」の4つのテーマに沿って議論が進められました。これらのテーマは、昨今の緊急課題である経済改革問題に取り組むG20の議題に沿ったものです。

 

 

各セッションに3,4人ずつ、合計約80名以上のパネリストがそれぞれの専門的経験と知見をシェアし、会場からの質問や意見を反映しながら上記4つのテーマに沿って提言をとりまとめていきました。

 

公式声明は、主に「バランスのとれた包括的な成長」「持続可能な成長」「不平等の是正」といったキーワードを中心にまとめられ、昨年のロシアC20でのプーチン大統領との面会実現を引き継ぐ形で、今年もサミット翌日オーストラリアのアボット首相との面会が実現。C20声明文書が運営員会のメンバーから直接首相に手渡されました。

 

 

公式声明文書はこちら。公式写真はこちら

 

●  C20 Australiaの課題と今後

サミットの翌日22日にC20 Australia運営員らとのミーティングに参加し(参加者約20名)、サミットの反省点や来年トルコでの開催に向けた課題や提案などを、ワークショップを通じて共有しました。

 

2016年の開催国は日本か中国が有力と言われており、11月のG20で決まる予定です。C20開催国が日本に決定した暁には、2008年のG8洞爺湖サミットでの経験を元に、日本の市民社会が一致団結し彼らの声をG20に届けられるよう、個人的にもサポートしていきたいと思います。

 

プロジェクト・コーディネーター 玉木 杏奈

 

 

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