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11月:宮城県東松島市における被災者の地域コミュニティ支援事業

パソコンで年賀状を

 

11月に入りやっと秋らしい気候になりました。

 

今月は、年賀はがきが売り出され、「年賀状」が巷の話題に上る時期でもあります。被災地の復興はまだまだ途上ですが、被災者も落ち着いた生活を取り戻しつつある中で、覚えたばかりのパソコン操作で、昨年は出すことができなかった年賀状に挑戦していただこうという企画を立てました。

 

年賀はがきの発売に合わせて、講習会参加者以外にも「今年はパソコンで年賀状を作りませんか」と呼び掛けてしてスタートしました。宮戸市民センターを皮切りに、当会事務所と2仮設住宅団地で各2日回ずつ計10回開催して、31人が参加して下さいました。

 

初日は年賀状制作から仮印刷までを行い、それを持ち帰って家族にも見てもらい、2日目に修正、印刷を行いました。家族の修正意見の多くは、ご主人の名前も併記するというものでした。年賀状の出来上がりが意外に好評で、「私の名前も入れてくれ」、となったようです。

 

  

ただ、「出したくても住所録が津波で流されてしまった」という声を聞き、年賀状一枚にも被災地なりの事情があることを思い、心を痛めた場面もありました。また、身内に不幸があったが孫にだけは出す、と参加した人もいました。祖母が習いたてのパソコンで作った年賀状を見るお孫さんの表情が目に浮かびます。

できあがった年賀状は事務所に展示して、来訪者にも見ていただいています。

 

パソコン図書館

 

年賀状作りのほかに、通常に行っているパソコン講習会も10回行い、各教室で5名から8名の参加がありました。7月から行われてきた各地の講習会も終盤を迎えています。東名地区の私設集会所で行われてきた講習会は、11月6日を持って終了しました。

 

事務所の開放日には、月の後半には、毎日訪問者を迎えています。その中の4名の方が定期的に訪れてくださるようになり、お互いに教えあって、ワープロの練習に励んでいました。中の3名の方は知り合いで、住むところが違って会う機会がめっきり減った空白の期間を埋めるように、パソコン越しに話が弾んでいました。また、仮設住宅の自治会経理処理の相談に訪れる人もいました。

 

独習用に、16台のパソコンを集会所や事務所に設置して貸し出しています。その内3台は事務所に設置していて、今月の稼働率63%でした。

 

          

次の展開に向けて

 

仮設住宅団地の集会所にインターネット環境を提供したり、パソコン講習会を実施した本事業の第一期は、所期の目的を達し、12月で終了します。そして、新たにインターネット設置要請があった施設にはその提供やパソコン講習会の開催、事務所のインターネットの地域への開放を行いつつ、これまでの講習会で育った方々や郷土史家、年配者の協力を得て、「東松島市」の歴史を全国の人に知っていただくための取り組みを始めます。

 

東松島市は、平成の大合併で矢本町と鳴瀬町が合併して誕生しました。

先月の活動報告でも紹介した宮戸島のように、6000年の歴史が連綿と続く地域を擁すなど、東北でも地味ながら、存在感ある地域です。このたびの大震災を機に、「東北学」が注目を集めるようになりました。これに習って私達も、これから一年かけて「東松島学」に、挑戦します。

 

 

 

★ 東日本大震災被災者支援活動指定寄附金の『収支報告書』はこちらをご覧ください。

 

>>10月の東松島支援事業の報告はこちら

 

石巻周辺被災者支援事業担当

 

※BHNの東日本大震災被災者支援活動に対する寄附金は、「指定寄附金」として平成24年1月27日付けで東京国税局長の確認を得ています。これにより、BHNが募集する以下の活動に要する費用に充てるための寄附金は「指定寄附金」となり、税制優遇を受けることができます。引き続き、皆さまからのあたたかいご寄附をお待ちしております。

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