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MMU研修奮闘記

 

● 海外研修の経緯

 

当会は5月20日から31日まで、毎年BHN人材育成プログラムでお世話になっているマレーシアのマルチメディア大学(MMUの工学部学生12名(男子10名女子2名)を受け入れ、移動無線技術の関連企業、大学、研究所を訪問、視察等の研修を実施しました。

 

目的は日本で実用化されているLTE(Long Term Evolution;第3.9世代移動通信システム)、NFC(Near Field Communication;近距離無線通信技術)を学ぶことで、MMUの学生の中で企画された海外研修(MESCORP;Multimedia University Engineering Society Overseas Research Programme)です。

 

学生は同学に在籍する2~3年生で、国籍もマレーシアを中心にナイジェリア・ヨルダン・イランからの留学生も含まれていました。

 

● 研修の内容について

 

全研修で訪問した企業は、NTTデータやNTT-NOTE、NTTドコモとその関連企業を主に、日立やアンリツなど移動無線の大手メーカー、YRPやNICTなどの研究施設、そのほかに電気通信大学等12ヵ所、そして見学の最後として、お台場ビッグサイトで開催されていたワイヤレステクノロジーパーク(WTP2013)展示会を見学し、日本における無線通信技術を集中的に紹介することができました。

 

アンリツ社内で食い入るようにLTE測定器を見る研修達

研修期間の当初は、電気通信大学で日本の移動通信の基本技術やその歴史的装置、移動通信サービスの発展の歴史等基本的な知識を学び、その後、大手メーカーの最新サービスとその装置を見学し、操作方法などを実物とディスプレイなどで実際に体験学習をしてもらいました。特に訪問先までの移動では、NFCの具体的事例であるSUICAカードを利用したことで、都心のラッシュアワー時に有効であることを実体験して貰えたことでしょう。

 

研修中期では、先端技術の紹介と現場の技術者とのディスカッションを行い、今後の移動無線技術が3Gから3.9Gや4Gへ、どのように発展して行くかなどの動向について探りました。また、後半は移動通信サービスの建設・保守や基地局の実物にも触れました。日本の通信技術に実際に触れることができ、その規模の大きさや装置の複雑さに大いに感銘を受けたようです。

 

 ● 研修の結果について

 

私はほぼ全プログラムに同行しましたが、引率途中で研修生が1名はぐれてしまい、同行のBHN本多参与とMMU学生1名が連携して探し出すことに成功し、事なきを得るというハプニングもありました。また、最終日の反省会では、上原理事長から労いの声掛けがあり、研修生も色々な感想意見を述べ、感無量の面持ちでした。最後にBHNのメンバーから珍しい無線からくり物品の紹介がなされ、これに触れた皆さんから若者らしい笑顔の爆発が見られました。

 

約10日間という短期間でしたが、彼らと行動を共にして、学ぶ姿勢の真面目さもさることながら人となりや行動パタンなどの素晴らしさに触れて、この研修がこれからの彼ら自身のためにそして彼らの国にために役立ってくれることを願ってやみません。

 

最後の反省会では、すっかり打ち解けて皆笑顔で記念撮影

MMUから引率責任者として来日したDr. Lini Leeさんから頂いた感謝のメールに今回参加した研修生の皆さんの気持ちが込められています。

“On behalf of MMU & the MESCORP team, we wish to say a thousand thanks (Terima kasih in Malay) to all BHN members.”

 

担当 米岡 泰 (参与)

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