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ミャンマー南部デルタ地帯におけるCAシステムを活用した地域住民の生活環境改善事業~第2次事業終了と第3次事業開始~

 
標記第2次事業は去る7月10日、予定の事業内容を遂行し無事終了いたしました。引き続き外務省と日本NGO連携無償資金協力贈与契約が締結され、9月1日から第3次事業が開始しました。ここでは、第2次事業の実施内容、特にワークショップの実施について報告することとします。

第2次事業の主たる実施内容は以下のとおりです。
①新規CAシステムの設置20村落と既存CAシステムの改良40村落
②ワークショップの実施
③モニタリングの実施

 

ワークショップは、CAシステムが地域に定着し、できるだけ長く安定的に活用してもらうために実施するもので、一方的な技術やノウハウの伝達ではなく双方向での意見交換を通じて、システムの保守・運用方法を体得させる事を目的としております。

各郡区(タウンシップ)のコミュニティ・ホール等に、各村落から舟で1、2時間かけて集まり、1回辺り約50名の参加をえて合計9回実施いたしました。
 
        

具体的な実施内容は、CAシステムの概要と保守・運用上の留意事項、CAシステムのミャンマーの活用事例・日本の防災行政無線システムの活用事例紹介を行いました。更にCAシステム運営委員会の必要性、保守・運営費用、携帯メガホンの活用等について参加者との意見交換を重視した進め方をしたので、建設的な話し合いができたと思っております。
 
 

ワークショップ終了後のアンケート結果は、「非常によかったとの意見が68%」、「良かったとの意見は残りの32%」と大変好評でした。
その他、ワークショップ実施時の発言、およびアンケートに見られる主な意見では、
・CAシステム設置支援に対する感謝の言葉(緊急情報、天気予報、ニュース、村や学校からの連絡事項等の伝達が容易になり、日常生活は大いに改善された。)が多く見られました。 一方、遠方の場合強風や豪雨の中では音がよく聞こえない、との意見もありました。
・CAシステムの保守・運営費用の捻出には苦慮しており、できるだけ長く支援して欲しい。また、CAシステムを他に貸出、費用を稼ぎたいとの要望もあった(他の目的に使用することは厳禁と言明)。
・CAシステムの有用性が近隣の村落にまで伝わり、近隣の村落からのCAシステム設置支援の要望が多いとの意見が多かった。
・この辺(南部デルタ地帯)は平地で高台への逃げ場がない。そのための支援を是非お願いしたとの意見も多かった。
などがあがりました。

以上、ワークショップ実施時やモニタリング時にいただいたご意見・ご要望等については、できるだけ今後に反映させたいと考えております。
 

第3次事業が9月1日にスタートし、直ちに、プロジェクトの立ち上げのため、第1陣がミャンマーに向かいました。

ミャンマーでは7月中旬から降り続く豪雨のため、大洪水が発生し全土に及ぶ大惨事となりました。この7月下旬、現地日本大使館のCAシステム設置村落の視察が行われました。同行した当会の担当者は河川の水嵩が相当増した上に、当日は強い風雨のため舟の揺れが大きく、何度か身の危険を感じたとの現地からの報告がありました。

今後の事業の推進において、改めて「安全第一」を一層強く誓った次第です。
 
 

ミャンマーN連チーム

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