トップ現場からの風景

ミャンマー5:急成長のミャンマーで経験したこと

当会は2015年9月からミャンマー南部デルタ地帯で、第3次CAシステム設置事業を開始しています。このエッセイでは、事業チームのメンバーが現地ヤンゴンで見た風景を紹介します。

 

●ヤンゴン市内の大渋滞

20159月某日午後1時10分前。当会ミャンマー事務所での事前打ち合わせを11時で切り上げて、ヤンゴン市内にある某団体に向かう車の中であった。
 
面談を申し入れていたその団体の幹部は、超多忙でやっととれたアポイントだったので、万が一にも遅刻するようなことがないようにと思い、通常30分弱で到着するところを約1時間半以上も前に出発したのであった。いくら渋滞が酷くても、訪問先の辺りでゆっくりと昼食をとれる時間があるだろうと高を括っていた。ところが、出発して間もなく(やっぱり)渋滞に突入、なかなか動かない車のなかで次第にイライラが募ってきて何度となく時計に目をやり、出るのはため息ばかり・・・、もう駄目かと半ば諦めかけて時計を見たところで、やっと目的のビルの前に到着した。約束の午後1時2分前であった。
 
なんと到着までに1 時間43 分も要したのであった。その日の渋滞は尋常ではなく、血圧の高いからだには相当な負荷が掛ったのでないかと後で感じた。
 

 

最近、急成長のミャンマーでは車の台数が増え、1年前も渋滞には閉口したが、今回のような渋滞では仕事にならず、日常生活だってままならないのではないかと思った。

 

ヤンゴン市の面積は598.8km²、人口521万(2014年)。東京23区の面積が621km²、人口は908万人だから、規模のイメージはつかめるだろう。ヤンゴン市内の主な交通手段はタクシーとバス。鉄道は環状線があるが、一周するのに6時間かかるので、通常の交通機関としては適さないという。また、いわゆる上流社会の家庭の児童は運転手つきの車で通学するというから、渋滞も推して知るべしである。
 
日本でも地下鉄などの交通手段が拡充されるまでは、かつて同様なトラフィックジャムを経験している。今後、ますます発展するであろうミャンマーにとって、特にヤンゴン市内の公的な交通機関の整備拡充は焦眉の急ではあるまいか。

 

ヤンゴンに出張される方は、尋常でない渋滞には十分お気を付けください!

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