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【2018年度飯舘村避難者支援活動の新たな取組み】 

~ ICTを活用した「お年寄り遠隔見守り支援」をスタート ~

 

飯舘村の避難指示が一部地域を除き、2017年4月にようやく解除され、村民の帰村が始まりました。しかし、各個人は家の修復、農地の回復、買い物や通院の交通手段の確保、子供の教育等の課題に直面して帰村を躊躇している方も多く、2019年4月1日現在の帰村者数は震災前の約2割の1,258人に留まっています。

一方、帰村した村民の方々も、震災前は3~4世代の同居が大半でしたが、いろいろな事情により帰村世帯は高齢者のみの1~2人世帯が多い状況にあります。このため、常に健康上の不安があり、緊急時に家族等へ素早く通報する手段があれば、安心して生活することができます。

BHNは2018年度から新たに、飯舘村健康福祉課、及び飯舘村社会福祉協議会の協力を得て、ICTを活用し電話回線に接続して、緊急ボタン1つで、あらかじめ設定した家族等の連絡先に緊急通報する『遠隔見守り端末』を、お年寄りが暮らす村民宅に設置して、遠隔での見守り支援活動を開始しました。

 

 

 

 

希望者の募集は、社会福祉協議会が主催する村民集いの「つながっぺ」及び「お茶のみ会」の場等を活用して、BHNの「お年寄り遠隔見守り支援」について説明会を開催させていただき、順次希望者を募っています。2018年度説明会は9回開催し182名の方が参加しましたそして、内21世帯から申込みをいただき、順次遠隔見守り端末の設置を進めています。

 

 

設置した最初のお宅は、80歳を超えるお年寄り夫婦と娘さん夫婦の4人家族で暮らしていますが、「昼間は若夫婦が勤めのため留守になるので、老夫婦二人だけになります。今回このような緊急通報のための端末を設置していただき、何かの時には連絡がとれて安心できます。」と感謝されました。また、おばあさんも「家の裏手のビニールハウスで作業することが多いので、ペンダントを持って行けば、何かの時に通報することができるので助かります。」との感想をいただきました。

 

 

更に他の利用者からも、「もしもの時に、ボタン1つで通報できるので簡単で使い勝手が良い。」、「知合いにも是非薦めたい」等の声が寄せられています。

 

 

BHNは、2019年度も社会福祉協議会のご協力をいただいて説明会を開催し、希望者の募集を行い、順次遠隔見守り端末の設置を進めます。また、設置したお宅からのお問合せ対応や故障対応、ワイヤレスリモートスイッチの電池交換のフォローアップを行う等、遠隔見守り支援活動を継続実施します。

 

プロジェクト・サブマネージャー(参与)長谷川 將

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