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7月:宮城県東松島市における被災者の地域コミュニティ支援事業

~ITで被災者の地域コミュニティ活動を支援~

 

※当事業は、皆さまからご寄附頂いた「東日本大震災被災者支援活動指定寄附金」を活用し実施しています

 

 

東松島市は仙台市から約30キロ北東に位置し、人口43千人余り、日本三景松島の一角を占める風光明媚な町でした。海苔、牡蠣に代表される養殖漁業と農業が盛んな地域であるとともに、仙台市と石巻市の中間に位置する利便性から、サラリーマンのベッドタウンとして人口の増加が期待される地域でもありました。それが、この度の大震災の被害を受け、様相が一変しています。

 

市街地の65%が浸水し、家屋は全体の73%が全壊、大規模な半壊、半壊の被害を受け、通勤の足となるJR仙石線も松島海岸駅と矢本駅間が不通になりました。鉄道は3年後の開通を目標に、現在は代行バスが運行しています。地域の主要な産業である漁業も、個人経営では復興は困難で、協業化、施設の共同利用が検討されています。

 

当会では、情報通信インフラが未整備な仮設住宅や在宅被災者居住地域で、インターネットを活用して、地域の復興を支援します。

 

●事業概要

 

活動地域:宮城県東松島市

活動予定期間:201271日~2013630

活動内容:

・仮設住宅団地の集会所や談話室、在宅被災者居住地域の拠点となる施設にインターネット環境の提供 

・インターネット環境を整えた当会事務所の地域への開放

・パソコン講習会開催とパソコンの貸し出し

・ホームページの立ち上げと保守支援

・地域におけるIT要員の育成

 

●7月の活動報告

1. 仮設住宅における活動

 

5ヵ所の仮設住宅団地の集会所や談話室にインターネット環境とパソコン、プリンターを提供

・団地自治会役員等にパソコンの基本操作講習会開催

 

7月は、まずは要請があり調整が終わった団地からインターネット環境を提供して、地域の自治会役員等に、自治会実務のIT化のためのパソコン講習を実施しました。その結果、団地内のイベント等のお知らせ(チラシ)作りは、手書きからワープロ(Word)に完全に移行しました。チラシも、インターネットで集めたイラストなどの素材を用いたカラフルで趣向を凝らしたものに変わりました。支援団体への報告書、決済などの書類も、ワープロ、表計算に変わり、メールで送ることで、大幅に能率が上がっています。今後もアドバイスをしながら、実務をこなす支援を継続します。

仮設住宅には、高齢者が多数入居されています。こうした方々には、生きがいや趣味の仲間作りにインターネットを活用していただこうと、パソコン講習会を開催しています。ここには、夏休みを利用してパソコンを覚えたいという児童の参加もあり、和やかな雰囲気の中で、操作法を習得していただいています。

今はまだ初めてパソコンに触る人が多く、キーボード、マウスの操作の練習が主な内容ですが、近い将来は、覚えた操作を趣味に、学習に、買い物に活用するだけでなく、HPを立ち上げて、仮設住宅の話題を全国に発信する計画もあります。

  

2. 在宅居住者地域における活動

在宅被災者が多数居住する東名地区に設けられたコミュニティカフェにインターネット環境を提供し、地域活動の中心となる方々にパソコン講習を行っています。この地域では、被災した住宅の2階のみを使用して居住する人、自宅の修繕が終わって帰住する人、完全に壊滅して住むことができなくなった海沿いの地区から移住する人などで、新しい自治組織の構築が進んでいます。

 

ここは震災前から商店が少なかった地域です。商店の復活の見込みがない中で、外部との連絡、通販などでのインターネット利用の需要が増えています。

 

  

3. 当会事務所の開放

 

市内矢本関の内地区にある当会の事務所にも、パソコン5台と無料でインターネットが利用できる環境を整えました。近日中に地域の皆様にインターネットコーナーを開放します。また、パソコンに触れたことがない方々には、操作法の講習も行う計画です。

今後も支援地域を広げて参ります。どうぞ気軽にご相談下さい。

 

 

 

東日本大震災被災者支援活動指定寄附金の『収支報告書』はこちらをご覧ください。

 

※BHNの東日本大震災被災者支援活動に対する寄附金は、「指定寄附金」として平成24127日付けで東京国税局長の確認を得ています。これにより、BHNが募集する以下の活動に要する費用に充てるための寄附金は「指定寄附金」となり、税制優遇を受けることができます。引き続き、皆さまからのあたたかいご寄附をお待ちしております。

 

 

>>石巻周辺被災者支援事業に関する前の記事はこちら

 

石巻周辺被災者支援事業担当

 

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