飯舘村避難者健康維持・向上支援事業 終了報告

2013年1月25日(金)9:30

 

当会は、ジャパンプラットフォーム(JPF)の支援を受け、2012年5月から福島県飯舘村で「飯舘村避難者健康維持・向上支援事業(第2次飯舘村支援事業)」として「いいたて全村見守り隊」の隊員を対象に、健康相談と歩数計配布を核として支援事業を展開してきました。

 

すでにご報告の通り、当初計画では10月までの事業として実施してきましたが、借り上げ住宅の被災者の方々にもID付歩数計を利用して健康維持に役立てもらおうと、資金提供元であるJPFの了解を得て12月まで事業を延長し、先般このJPF支援による第2次事業は終了しました。

● HuMAによる健康相談

事業を開始当初(5月)から実施していた、(特活)災害人道医療支援会(HuMA)から派遣される医師・看護師による健康相談(月2回、各2日間実施)は、12月末までに計17回実施され、延べ269人の方からの相談を受けました。

● ID付歩数計の配布

6月からは、第1次事業で設置した健康相談システムを使って健康維持活動を支援するため、希望者にID付歩数計配布しました。健康相談時にそのデータが活用されています。また10月からは飯舘村社会福祉協議会と連携をし、借り上げ住宅に入居する被災者の方々にも健康維持を目的にID付歩数計を配布し、その結果合計394個が被災者の方々へ配布されました。

 

● タイ式マッサージ

8月からは「いいたて全村見守り隊」の隊員を対象にタイ式マッサージのサービスを始めました。このサービスは非常に評判が良く、全予約制としてきました。350人の隊員のうち、述べ239人の方がサービスを受けました。

 

なお、JPF支援による事業は12月で終了しましたが、本事業は大変好評なためHuMAとも話し合い、2013年3月まで月に1回の健康相談とタイ式マッサージを継続することになりました。

引き続き、被災者の方々への支援に全力を注いでいきたいと思います。

>>飯舘村被災者支援事業に関する前の記事はこちら

 

第2次飯舘村被災者支援事業担当:横野(参与)

     

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