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ASEAN(東南アジア諸国連合)向け医療ICTシンポジウム開催

 

当会は、ASEAN事務局並びに総務省からの委託・支援を受け、2013年10月15日から19日にかけて東京と香川県高松市で開催された「ASEAN向け医療ICTシンポジウム」をオーガナイズしました。

ASEAN諸国においては都市と地方の医療格差の解消が課題となっており、総務省ではICTを利活用した「どこでもMy病院」構想や遠隔医療、ユビキタス健康医療技術などのグローバル化を進めています。

 

今回のシンポジウムへの参加者は、ASEAN10ケ国のうち、ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マーシア、フィリピン、タイ、ベトナムの8ケ国の通信省や保健省、大学関係、病院、通信会社などからの19名の方でした。

 

 

 

本シンポジウムは、東京でのワークショップと香川県高松市で開催される国際遠隔医療学会への参加の2部構成となっています。

 

東京での会合は新宿ワシントンホテルで開催し、初日は台風の影響で天候に恵まれませんでしたが、総務省から「アジア地域におけるICT分野の国際協力」と「日本の医療分野における課題」について、また各専門家からは「日本における遠隔医療制度][BANを利用した医療ICT技術」「電子カルテ機能統合型TV会議システム」「ラオスにおける遠隔医療事例紹介」などのプレゼンテーションがありました。

初日の最後には、ASEAN参加者が各自国の医療ICT状況のカントリーレポートを行い、締めくくりとして、講演・講義全体を通しての活発な意見が交わされました。

 

16日午前は、台風の影響で交通機関が混乱しましたが、事前にバスを手配していたおかげで、電車が止まるほどの強風の中、日本を代表する日本赤十字社医療センターと(株)NTTデータを訪問し施設見学等を行うことが出来ました。

日本赤十字社医療センターでは講義終了後、赤ちゃんのオギャア、オギャアとなく部屋まで行き、ICTによるデータ管理などを視察することが出来、参加者からは最先端のICT技術を見学し自国にはまだないシステムに感動したとの感想が聞かれました。

 

台風は昼過ぎには関東圏を去り、夕方無事に高松に到着しました。

 

 

 

17日の午前中は、香川大学医学部より、タイと日本間の遠隔医療相談システムや遠隔ヘルスケアシステム、周産期の遠隔医療のICT利用などについて、講演をいただきました。

午後には、香川県庁を表敬訪問し、県知事からは「ASEANとの交流、親交を図っていきたいとの」コメントをいただきました。

その後、香川でのイベントの目玉の1つであるASEAN Forumを開催し、タイのDr.BoonchaiとマレーシアのDr.Leeから遠隔医療に関する講演があり、意見交換が行われました。

 

 

 

18日は、ASEAN参加者の19人全員は18回ISfTeH(International Society for Telemedicine & eHealth:国際遠隔医療学会)に参加し、交流を図ることが出来ました。

午後の分科会では、インドネシアからの参加者(MR.Hadi)もインドネシアでの妊産婦の健康管理のための通信システムについて発表を行いました。

 

4日間の短いシンポジウムでありましたが、全員元気に過ごすことが出来、参加者からは、「毎日変化のある研修で非常に興味ある講義も多く有意義であった。日本の関係者の努力に感謝したい」との感想をいただき、ASEAN諸国との友好促進と、日本の医療ICT技術の普及に多少なりとも役立ったとすれば幸せだと感じた次第です。

 

                   ASEAN研修プログラム担当 木村俊一(参与)

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