被災された方対象 誰でも参加できるパソコン教室
2012年6月11日(月)17:00



石巻市、登米市、東松島市、女川町の被災者支援事業
当会は、宮城県石巻市とその周辺地域でITを活用した被災者支援を行っています。
この事業では、被災者が集う地域の集会所や復興事業の拠点などにインターネット環境の提供、パソコン教室の開催、パソコンがない人にパソコンを貸し出す「パソコン図書館」の支援をしています。
また、パソコンを使って自宅で仕事をする「テレワーク」の可能性調査も行いました。
石巻市で始めたこの支援は、登米市(南三陸町の被災者が入居する仮設住宅がある)、女川町に広がり、本年4月からは東松島市でも行っています。
この事業は、多くの方々や企業のご支援で成り立っています。
パソコン関連ではシマンテック社と日本マイクロソフト社から提供頂き、事業資金は寄附金と中央募金会の赤い羽根「災害ボランティア・NPO活動サポート募金」助成金(2月から4月まで)を活用させていただいています。
また、地域の社会福祉協議会、地元自治会、NPO団体、日本テレワーク協会のご協力もいただいています。
お陰様で、パソコン教室参加者は累計で90名を超え、教室開催回数も、5月末までで、多い地域では22回を数えるまでになりました。
受講者の感想は様々です。
- 1年ぶりにパソコンに触れることができました。今日の日を楽しみにしてきました。
- 何か一つのことを自分で完成できたら楽しいと思います。
- パソコン本当に便利だと思います。使いこなせるともっと楽しいと思います。
- 少しずつ覚えていきます。汗だくのパソコン教室ありがとうございました。
- 新しいものをしっかり吸収していく大切さを学びました。
現在パソコン教室は1コースを10回のシリーズにして、1回ごとに完結させ、いつでも誰でも参加できるよう工夫しています。
また6月からは、求職中の被災者を対象とする、就労に役立つパソコン教室も始めました。
ちなみにどなたでも参加できるコースでは、インターネットの世界を覗いてみる、メールやフェイスブックを使ってみる、デジタル写真を使ったアルバムやカレンダー、イラスト入りポスターや葉書、家計簿の作成など、盛りだくさんのメニューを用意しています。
皆様も、日々の生活の楽しみに中に、パソコンを加えてみませんか?
>>石巻周辺被災者支援事業に関する前の記事はこちら
石巻周辺被災者支援事業担当:山崎(プログラム・オフィサー)
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