ウズベキスタン共和国へタブレットを寄贈
2023年5月9日(火)13:48





BHNテレコム支援協議会では、ここ数年来リユースタブレットを整備して必要とされる地域・団体へ寄贈する活動を推進しています。当初3年前に、ビデオリサーチ社様から電気通信大学経由で委託を受けた約6,600台につきましては、2021年度中に整備・調整をして、日本各地のほかアジア・アフリカ8カ国の寄贈先へ全てお届けしました。
昨2022年度には、㈱NTTドコモ様及び㈱NTTデータ様から多数のリユースタブレットを寄贈いただきましたので、それぞれの機器の使用言語を英語に変更する等、海外で容易に使用されるように整備・調整したうえで、今回はウズベキスタン共和国南部地方のスルハンダリア州へ寄贈することになりました。

ウズベキスタン大使館に寄贈された大・小のタブレット
同州にある公立学校及び医療センターで活用していただくことを前提に寄贈することになり、去る4月20日(木)にBHNテレコム支援協議会に於いて、タブレットの贈呈式が行われました。
式典には、在日ウズベキスタン共和国大使館から駐日大使・ムクシンクジャ アブドゥラフモノフ博士を始め3名の方が出席され、大使ご自身から熱意のこもった謝辞及び今後の両国の関係強化を期待する旨のご挨拶がありました。大使のご挨拶の要旨は以下の通りです。また、原文を記事の最後に掲載しております。
親愛なる稲生理事長、並びにご列席の皆さま、
ウズベキスタンの教育・医療部門向けのタブレット贈呈式でお話しできることを嬉しく思います。
このプロジェクトは、ウズベキスタン政府が我が国の医療と教育の発展を支援し、州の施設(すなわち、スルカンダリヤ地域の公立学校と多機能地域医療センター)の研究能力を強化するため、及びウズベキスタンによるSDGs目標の達成を促進するためにたいへん重要で、大きな援助となります。
BHNは、当初からこれらのプロジェクトを支持していただいている団体です。
また、NTTドコモ社とNTTデータ社がBHNと手を携えて、わが国に対する支援をしていただいていることに心から感謝いたします。 さらに注目すべきは、二国間の支援の焦点である教育と医療制度の分野が、ウズベキスタン政府のミルジヨエフ大統領の大規模な改革プログラムの優先分野として特定されていることです。コロナウイルスによるパンデミックは、人類の生き方を変えました。そして、私たちの仕事は、資源を集約し、新しい技術と考え方の実現を図ることです。この点で、日本の友人の支援及び新しい協力の場の展開についての提案も大歓迎です。 それは、両国民のための有望で互恵的な協力の始まりにもなると確信しています。 ご清聴ありがとうございました !

タブレット寄贈証の贈呈をするBHN理事長(右)と大使(左)

寄贈を受け、謝辞及びご挨拶される在日ウズベキスタン共和国大使館:駐日大使・ムクシンクジャ アブドゥラフモノフ博士
続いて、文部科学イノベーション担当の公使参事官であるジャリロフ ムザッファル氏から、寄贈後の現地でのタブレット活用計画についてご説明がありました。

公使参事官ジャリロフ ムザッファル氏から、現地でのタブレット活用計画について説明
今回の式典には寄贈元である㈱NTTドコモ様と㈱NTTデータ様からも代表者にご参加いただき、寄贈されたタブレットが、それぞれの寄贈先で有効利用されることを期待している旨のご挨拶をいただきました。

左から㈱NTTデータ:影山 健氏、常見 幸平氏、㈱NTTドコモ:山本 梨容子氏、青木 裕美子氏

寄贈同意書交換後、出席者一同の記念写真
最後に、6個のダンボール箱に収納されたタブレット本体及び電源アダプターを大使館の皆さまへお渡しして、贈呈式はお開きとなりました。

贈呈式終了後、大使館へ持ち返るタブレットを前にした大使館からのゲストの皆さま
この度の贈呈式において駐日ウズベキスタン大使よりいただいたスピーチの全文は以下の通りです。
Ambassador’s speech at Tablets Handover Ceremony
Date: April 20, 11:00-12:30
参与 紀伊 寛伍