アジア太平洋電気通信共同体(APT)研修(2023年度)開始

2024年3月5日(火)11:52

 

 

― 5年ぶりの対面形式を実施 ―

アジア太平洋電気通信共同体(APT)研修(2023年度)が2024年2月27日から開始されました。今年度はCovid-19の影響も一段落したので、約5年ぶりに研修生を日本に招いて実施する対面形式を復活させるとともに、On-lineで自国からの参加も認める複合(ハイブリッド)形式を採用しました。APTから委嘱された研修生は対面参加が9カ国から10名、On-line参加が2カ国から3名で合計13名です。

 

研修生とスタッフ

 

初日の開講式では、BHNの山下会長から開講挨拶、総務省の石田技術協力専門官から歓迎挨拶があり、その後実際の講義が開始されました。

研修の教程内容としては、基本テーマ「ICT(情報通信技術)・サービスによる新デジタル網の実現へ向けて」に即して、午前に座学による講義、午後は都内の通信施設、研究機関の見学等、各種カリキュラムが3月6日の修了式まで予定されています。

講義内容は、昨年度以前からの継続としてSustainable Developmental Goals(SDGs)、デジタル網による新たなICT サービス、各分野でのICT応用、に加えて第5世代以降の移動通信方式、無線放送、災害・減災技術等を新たに加えて充実化を図っています。

 

研修教室

 

2020年度からオンライン研修用に導入した学習管理システムLMS (Learning Management System)としてのMoodle (Modular Object-Oriented Dynamic Learning Environment)を引き続き活用しており、講義資料等をアップロードして研修生の予習・復習に役立つように配慮しています。

久しぶりの対面を含むハイブリッド形式の研修にスタッフ全員が、事前のVISA取得支援、教室のネット環境整備、講師・見学先との日程調整、毎日の研修生の引率等に全力を尽くしています。

 

 

理事(プロジェクトマネジャー)
橋本 明

 

 

     

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