神奈川県立厚木高等学校にて講演

2021年11月11日(木)13:06

 

高校生たちが災害時のラジオの重要性を学ぶ

2021年10月22日、BHNは神奈川県立厚木高等学校にて、国際的な防災支援活動に関する講演をおこないました。

 

講演の様子

 

同校は高校2年生向けのキャリア教育として「知の探求講座」を開催しており、毎年、数多くの有名企業や大学から講師がやってきます。そうした大手商社やメーカーではなく、「国際支援活動」「防災」「IT活用」といったテーマに興味を抱き、BHNの講演を選んだ高校生はのべ70人にも上りました。

1時間の講演の中では、「災害はなぜ怖いのか?」「災害時になぜ情報が必要なのか?」という問いかけから、臨時災害放送局(災害ラジオ)の重要性について紹介していきました。これまでラジオにほとんど触れたことの無かった高校生たちは、ポケットラジオのチューニングを合わせて放送が聞こえるだけで、驚き、歓声をあげます。

講演の後半では、BHNがインドネシアで取り組む「バックパックラジオ」プロジェクトの経緯を語りました。バックパックラジオとは、被災地にすばやく災害ラジオを開局するための「持ち運びできるラジオ局」です。デモ用機材でラジオの放送体験をした高校生は、少し照れつつも、自分の部活動等について楽しそうに話していました。

後日、厚木高校から届いた講義の感想文からは、高校生たちの興奮が伝わってきます。

「ラジオの便利さ手軽さが良くわかった。ポケットラジオが500円で買えることにも驚いた。だからラジオを買おうと思った」

「『情報』を支援の手段にできると分かり、視野が大きく広がった気がしました」

「災害時にラジオ放送を続けるのは難しいと思っていたのですが、バックパックラジオというものをつくりだしたことによって、より簡単に開局できるようになったと知りとても驚きました。その技術を東南アジアに広め、実際の災害で役に立っているということがすごいと感じました」

 

プロジェクトオフィサー 瀬戸 義章

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