ハティア島プロジェクト17: CR局ボランティア達の活躍

2014年5月7日(水)17:00

JICA草の根技術協力支援事業(パートナー型)「コミュニティラジオによる早期災害情報提供を活用した地域住民災害対応能力強化プロジェクト(バングラデシュ・ハティア島)」の概要はこちら

 

● コンテンツ作成トレーニング

 

ハティアのコミュニティラジオ(CR)局「シャゴールディップ」には、現在40名程のボランティアが登録しています。学生や主婦が中心で、彼らの主な役割は、番組の作成や収録、ワークショップのファシリテーター、災害緊急時のサポートなど様々で、コミュニティラジオ局運営にとって大変重要な存在です。

そんな彼らが現在取り組んでいる活動の1つが、コンテンツ作成トレーニングです。中心的なボランティア約20名を5つのグループに分け、ニュースや社会問題を訴えるドラマ、歌や音楽など、CR局用番組コンテンツ作成のトレーニングを行っています。

 

「番組構成作成→原稿執筆→練習→収録→編集」という流れで行っており、建設中の為、収録設備もエアコンもない蒸し暑いスタジオで、スマートフォンを利用し録音しています。

 

● ボランティア達の演技も本格的

 

3月24日に行ったコンテンツのテーマは、防災ドラマでした。

ストーリーは、サイクロンが近づいているにもかかわらず、漁師が船貸しの強い要求により漁に出てしまい命を落とす、というもの。今回の原稿は当プロジェクトの、アスラフ防災コーディネーターが作成しました。

「お金よりも命を大切に、災害情報に常に耳をかたむけよう」というメッセージをリスナーに発信することが目的です。

 

ボランティア達は原稿をほぼ暗記し、録音に臨みます。演技や表現力も本格的で、息子を失ったお母さんが嘆き悲しむ姿には、胸が痛むほどでした。

 

 

こうしたボランティア達の参加協力こそがコミュニティラジオ局運営の原動力であり、今後も彼らが活動できる場を提供していければと思っています。

 

>>バングラデシュ・ハティア島プロジェクトに関する前の記事はこちら

 

バングラデシュ・ハティア島CRプロジェクト
玉木(プロジェクト・コーディネーター)

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