「BHN桑原基金奨学制度」のご紹介

2020年11月4日(水)16:02

 

― BHNが設立した新しい人を育てるプログラム ―

 

「BHN桑原基金奨学制度」は、BHNの人を育てる活動に今年から加わった新しいプログラムで、BHN元会長の桑原守二博士からの多額のご寄附を基金とした奨学金支給制度です。

 

本制度の対象者は、現行のアジアの情報通信分野に従事する前途を嘱望された人を対象にした、BHN人材育成プログラムと連携するかたちで、同プログラムの卒業生です。本奨学制度の狙いは、日本の大学院の修士課程で更に高度の専門知識の習得を目指す留学生を財政面で全面的に支援して、留学生の母国の発展に更に大きく寄与するリーダー人材の養成、更に、大学院留学中に教授陣や内外からの学友との人脈形成をすると共に、日本の人々と幅広く接して日本国やBHNと母国との間の交流の橋渡し役となる人材の養成等です。

 

留学対象となる大学院は、現在日本のトップランクの大学院の中で1年間の修士課程コースがある、政策研究大学院大学(公共政策1年コース)と一橋大学ビジネススクール(経営管理1年コース)の2校で、両校の来年2021年秋に開始されるコースへの留学生の募集を本年4月に実施しました。当初3名の応募がありましたが、新型コロナウィルス流行の影響を懸念した2名がその後応募を取り下げた為、第一期留学を希望する応募者はラオス郵便通信省からのMr. Thongdy(通称ディーワイさん)1名となりました。ディーワイさんは公共政策を学ぶべく政策研究大学院大学への留学を目指し、提出願書に添付すべき英語能力証明書を取得後本年11月に大学院に応募書類を提出しました。今後書類審査やオンライン面接等を経て合格発表は来年2月になる予定です。

 

尚、本奨学制度の概要については、ホームページに掲載した「2021年度奨学生募集要領」(新規タブです)をご参照下さい。

 

政策研究大学院大学校舎全景(東京・六本木):撮影、西川公朗氏

 

政策研究大学院大学の講義風景

 

第21回後期研修の開講式の集合写真(19年7月4日)

 

理事 古野間 計久

     

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