BHN人材育成プログラム活動概要

2012年6月6日(水)10:00

 

BHNの活動3本柱として、1998年より実施してきたBHN人材育成プログラムの活動概要をご紹介します。

1. プログラムの目的

発展途上国や新興国において、将来のテレコム・ICT事業を担う若手や中堅の人材を対象に、本プログラムを通じテレコムに関する基本から最先端までの知識を習得し、リーダーに必要なテレコム以外の幅広い関連知識をも習得してもらい、それぞれの国の発展に寄与するバランスの取れた人材育成を目指しています。

また、本プログラムを通じ、研修生と日本との親密な関係を築き、研修生同士の友好関係を深める事を目指します。本プログラムをBHNの事業として立ち上げた背景は、第二次世界大戦直後の荒廃した日本の復興を支援してくれた米国他欧米各国を見習い、今度は日本が発展途上国や新興国のテレコム部門の発展をNGO活動としてサポートしようとの熱い思いを込めて立ち上げたプログラムです。

2. プログラムの概要

本プログラムはこれまではアジア地域各国から研修生を迎えており、毎年10人前後選抜して、研修は前期・後期に分けて実施しています。前期研修は、毎年秋に約1ヶ月半にわたりマレーシア・マルチメディア大学で実施し、後期研修は数ヵ月の実務復帰後の翌年初夏に、1ヵ月弱にわたり日本で実施しています。

研修生の研修費用は、BHNが広く個人や団体から頂戴している寄付金ならびにテレコ ム事業者であるNTTコミュニケーションズ(株)からの支援金や(財)海外産業人材育成協会からの助成金によりまかない、研修生の負担はゼロになっています。 1998年の本プログラム開始から現在の第14回研修までの研修生の累計は、13ヶ国から105名を数えるまでになりました。

これまでに受入れた13ヶ国は、アフガニスタン、バングラデシュ、カンボジア、インドネシア、カザフスタン、ラオス、マレーシア、モンゴル、ミャンマー、フィリピン、スリランカ、ウズベキスタン、ベトナムです。

第14回BHN人材育成プログラム担当:古野間(理事)

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