第17回BHN人材育成プログラム京都ICT施設見学

2015年9月11日(金)11:56

 

第17回BHN人材育成プログラム後期研修の一環として、8月28日に京都でICT施設見学と市内見学が行われました。

アジア8カ国(バングラデシュ、カンボジア、インドネシア、ラオス、ミャンマー、スリランカ、ウズベキスタン、ベトナム)から参加した8名の研修員はまず、京都市下京区にあるオムロン株式会社の体験型施設「コミュニケーションプラザ」を見学しました。

 

「歴史展示フロア」では同社のソーシャルニーズ創造の軌跡が紹介されています。研修員達は、世界各国で使われている自動改札機を世界で初めて実用化したのがオムロンであることを知って驚き、実際に自動改札機で切符が機器の中で運ばれる過程を見て、一分間に最大70人の乗客を通過させることが可能だという改札機の精度の高さと処理スピードの速さに更に感嘆の声をあげていました。
「技術のフロア」ではオムロンがもつ先端技術とその技術を通じて同社が目指す未来が紹介されています。自国の発展のためには地方への安定したエネルギー供給が課題だと話していた研修員はオムロンの太陽光発電普及に貢献するエネルギー制御システムに強く関心を示していました。また、医療機器の制御システムと遠隔地医療システムには多くの研修員が興味を持ちコミュニケーションプラザの説明員に熱心に質問を投げかけていました。

コミュニケーションプラザを後にした一行は食事の後、京都の市内見学に出かけました。訪問地はユネスコの世界遺産(文化遺産)として登録されている寺社のうち、二条城、金閣寺(鹿苑寺)、清水寺の3カ所で、研修生は通訳ガイドの説明を興味深く聞きながら見学をしていました。金閣寺から清水寺への移動では日本の古い街並みを見たいと言う研修員の強い要望に応え、車は祇園の由緒ある茶屋や料理屋が立ち並ぶ花見小路をゆっくりと通り抜けました。車窓から眺める通りや路地の佇まいに京都の人々が脈々と営んできた生活を垣間見て研修員は忙しくシャッターを押していました。

 

最後の清水寺界隈は京都きっての門前町。参道にはお土産物屋が軒を連ね観光客がひしめいていました。清水の舞台で京の街並みを眼下に一望したのち帰路へ。帰りの道すがら研修生は着物姿の女性を見つけては一緒に記念撮影をして古都での最後のひとときを楽しんでいました。

関西事務所  竹中 順子 

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