駐日ウクライナ大使から感謝状

2007年4月26日(木)13:51

 

チェルノブイリ原発事故被災者支援は、BHNが設立後、最初に実施した事業です。
以来、旧ソ連邦の首都モスクワと被災地のチェルノブイリを結ぶマイクロウエーブの建設、ベラルーシの大学と信州大学間やカザフスタンのセミパラチンスク医科大学と長崎大学間を結ぶ遠隔医療システム支援、ウクライナの国立災害救援センターに対する院内PHS支援、キエフ州立第二病院とジトミル州立病院にはインマルサットによる遠隔画像伝送システム支援を実施しました。また、通信支援以外にも、事故被災者の治療を目的に設立されたウクライナのコロステン広域診断センターに、8年にわたって甲状腺ガン検査試薬寄贈支援を実施しました。

チェルノブイリの事故は、歴史の一齣ではありません。現地ではまだ、事故による住民への健康被害が続いています。
当会では、継続した支援と次世代に語り継ぐことが、世界で唯一の被爆国に住む私たちに与えられた使命と考えて、今後も出来る限りの支援を継続して参る所存です。

4月26日、駐日ウクライナ大使から、これまでの当会のチェルノブイリ原発事故被災者支援に対して感謝状が授与されました。

現地は事故から21年目を迎えました。事故後小児甲状腺がんを発病した子供たちが、今、働き盛りの年代になりました。また、がん以外の住民の健康被害も心配されています。

     

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