第3次ハイチ地震被災者支援事業終了報告

2013年3月7日(木)21:19

ジャパン・プラットフォーム(JPF)プログラムの一環として、当会は2010年から支援事業を実施し、これまでにレオガンで41基の地域防災情報システム(CAシステム)を設置しました。

これらのシステムをこれからも地域住民が十分活用できるよう、昨年8月から実施した第3次事業では、(1)システムに使われている機材等の盗難防止対策、(2)盗難被害にあったシステムの修復、そして(3)仮設住宅への引っ越しなどにともなうシステムの移設工事など、ハード面での支援を行いました。

● 盗難防止、修復、移設工事

ソーラーパネルが盗まれないようにするための溶接工事や外灯の修理などは、現地の工事会社に工事を発注して実施しました。

ソーラーパネルとフレームの溶接作業 外灯の修理

高所作業車が故障して使えなかった時などは、コミュニティの人たちがみんなで協力し、ポールの設置を行いました。

ポールの設置

防犯対策用の囲い小屋は、住民のひとたちと地元の大工さんが力を合わせて、建てました。

囲い小屋づくり 学校がない時は子供たちも手伝ってくれました

以上の対策に加え、本事業では、システムを維持・管理していく住民への啓発活動としてワークショップを開催するなど、ソフト面での支援活動も実施しました。

● 防災ワークショップ

2月8日にレオガンで、CAシステムを管理・運営している人たちに参加してもらい、防災とCAシステムの活用をテーマにしたワークショップを開催しました。

講師を務めたハイチ市民保護局(DPC)のエマニュエル氏とジョセフ氏はレオガンにおける自然災害リスクと原因、災害が起きた時の必要な情報の入手の仕方や住民への伝達方法、CAの活用について触れ、意見交換を行いました。

防災ワークショップ DPCが作成した防災マップ

● メンテナンス要員のトレーニング

JPF事業の終了にともない、今後はシステムに不具合が生じた時に現地で対応する必要があるため、レオガンでメンテナンス要員となってくれる人を募り、4名を対象にOJTを行いました。

4名のうち2名はDPCのスタッフ、2名はコミュニティの住民です。今後不具合が発生したときは、彼らがまず見て、簡単な修理であれば自分たちで行い、それ以外はDPCから現地の工事会社に連絡をとって修理を行うことになります。

メンテナンス要員と志村会員 OJTの様子

● ハイチでの今後の活動について

大地震発生から3年が経過しましたが、ハイチでは未だにテントで生活を強いられている人もいます。また、経済的にも厳しい状況が続いており、人々の暮らしは苦しいままです。

CAシステムは、そのような人々にラジオ放送などを通して情報をもたらしたり、電気のないコミュニティで人々が夜集まれる明かりを提供したりしています。そして、災害時には緊急放送を流すなどして住民の避難を促すことができます。

このシステムが住民を災害から守り、生活を豊かにする手段として活用されるよう、現地で行うシステムのメンテナンスについて、2014年末まで、当会の自己資金によるシステムのメンテナンス支援とモニタリングを実施していく予定です。

>>ハイチ地震被災者支援事業の前の記事はこちら

ハイチ地震被災者支援事業担当:秋場(プロジェクト・オフィサー)

 

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