「国際科学技術コミュニケーション論」第1回講義を実施

2020年10月13日(火)15:16

 

昨・2019年度に発足した本寄付講座の第2期目となる2020年度後学期の講座が、去る10月9日にスタートしました。電通大では新学長ご就任等この4月に新体制となったので、講座の開始に先立ち、ご挨拶方々、懇談のひとときが持たれました。

電通大―BHN 懇談のひととき

写真後列(左から)村松正和(電通大副学長)、三木哲也(電通大特任教授)、佐藤征紀(BHN会長)阿部浩二(電通大理事)、榑松八平(BHN副理事長)

写真前列(左から)桑原守二(BHN顧問)、田野俊一(電通大学長)

 

昨年度後学期の第1期は、調布市の電通大における通常対面授業と、e-ラーニングによる遠隔授業によって室蘭工業大学とを結んだ形態で講義が実施され、第2期となる今年度前学期は、コロナ禍のため全てe-ラーニングによるオンライン講義により実施されました。

第2期となる今回は、電通大においては十分なコロナ対策を実施したうえで、元の対面授業によって実施され、提携先の他大学に対してはオンラインによる遠隔授業の形態で実施されます。

講座の開始にあたり、「イントロダクション」として、電通大/松浦基晴教授により本講座の首題、達成目標及び授業内容について解説が行われ、引き続き、BHN/富野岳士事務局長により第1回講義が行われました。

 

1.イントロダクション[ 講座の内容 ]   電気通信大学/松浦基晴教授

講師1:電気通信大学 松浦基晴教授

 

第1回 10月9日(金)イントロダクション,SDGsについて
第2回 10月16日(金)SDGsに求められる国際科学技術コミュニケーション
第3回 10月23日(金)国際標準化の仕組みと日本の取組み
第4回 10月30日(金)無線通信分野の国際標準化活動
第5回 11月6日(金)ネットワーク分野の国際標準化
第6回 11月13日(金)国際標準化と知的財産
第7回 11月27日(金)OECDの科学技術への取り組み
第8回 12月4日(金)国際研究開発プロジェクトの活動
第9回 12月11日(金)国際会議・学術論文での研究発表
第10・11回 12月18日(金)演習1:SDGsに寄与する研究開発に関する課題発表と討論
第12回 1月8日(金)科学技術コミュニケーション:マスコミと担当記者の活動
第13回 1月22日(金)研究成果の魅力が伝わる文章
第14・15回 1月29日(金)演習2:科学コミュニケーションに関する課題発表と討論

 

2.第1回講義:Introduction to BHN & Outline of SDGs   BHN/富野岳士事務局長

1)BHNの紹介:BHNの活動内容の重点が次の3分野であることを紹介し、各々の内容を説明しました。

①社会開発支援  ②緊急人道支援  ③人材開発支援

講師2:BHNテレコム支援協議会 富野岳士 理事・事務局長

 

2)BHNの中期活動目標が、SDGsの草の根的な実践活動であることを紹介し、SDGsの内容について詳しく解説しました。

特に、SDGsの特徴として、「健康な人間生活の確立」に加え、「平等な人権の確立」や「持続可能な社会の実現」という新しい価値観が含まれている点を強調しました。

 

参与 紀伊寛伍

     

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