「国際科学技術コミュニケーション論」第7回講義を実施
2020年11月30日(月)11:07
「BHN桑原基金寄附講座」 2020年度後学期講座
電気通信大学において、昨・2019年度に発足した本講座は、今学期は十分なコロナ対策を実施したうえで、本来の対面授業によって講義が実施されており、提携先の他大学に対してはオンラインによる遠隔授業の形態で配信されています。
今学期第7回目となる講義は「OECD(経済協力開発機構)の科学技術への取り組み」として、11月27日に全て英語による授業が実施されました。
★講義科目「Your Communication Strategy for International Organizations」の内訳
副題:OECD’s Commitment to Science and Technology
1.Group Check in
2.What you must know about multi-lateral negotiations
3.About the OECD
4.Multi-lateral negotiations
☆講義の形態は、テキストの内容を説明・解説するという方法ではなく、学生全員と講師が対話をしながら進めるというドリル形式になっており、オンラインで参加している学生も含めて、全員が常に授業に集中した状態が保たれていました。
☆「Group check in」では、先ず次の3つの設問に答える形で、全ての学生が自己紹介をしました:
・Your name
・Where are you from ?
・The foreign country you feel most familiar with and the reason why
☆「What you must know about multi-lateral negotiations」では、次のような手順で授業を進められました:
・例として、IDU(International Diversity Union)の委員会において、アメリカ代表が、委員会における公式使用言語を現在の2か国語(英、仏)から、英語のみにしようと提案したのに対して、各国の代表者役を務める各学生が賛・否とその判断根拠を発表するというドリルが実施されました。
ドリル進行の途中で、学生の発言が適切な内容であると、栗崎講師が大きな動作で拍手し、賛辞を贈られていたのが印象的でした。
〇栗崎講師の、国際的な活動の現場で鍛え上げられた英語は、内容及び発音共に大変すばらしく、また、欧州での生活が長いことから、フランス語も同様にご堪能ということで、今後ますますの御活躍が期待されます。
参与 紀伊寛伍