BHN桑原基金寄付講座(電気通信大学 博士・修士課程)「SDGsを支える情報通信論」

2023年8月23日(水)14:23

 

Technical Tour in Tsukuba Science City
 

2023年度前期・BHN桑原基金寄付講座「SDGsを支える情報通信論」を締めくくる行事として、去る8月7日(月)に「Technical Tour in Tsukuba Science City」が実施されました。

調布市の電気通信大学キャンパスに集合し貸切りバスにて09:00に出発して、茨城県つくば市の下記3カ所を訪問し、産業の各分野でICT技術が有効活用されている事例を見学しました。

◆筑波研究学園都市について

筑波研究学園都市は、東京の混雑を緩和し、教育機関や国の研究開発機関を計画的に移転することで、高度な研究・教育を行うために建設されました。Tsukubaサイエンスシティは、現在、300を超える公的および私的機関や企業の本拠地であり、国内最大の科学技術集積サイトになっています。

 

Tsukuba サイエンスシティ ロケーションマップ

<クリックして画像を拡大>

1.農研機構・NARO(National Agriculture and Food Research organization)

・ジーンバンク・ファシリティ(ご説明者:主席研究員「奥泉久人 氏」)

ジーンバンク・ファシリティは、人類が何千年にもわたって作り出した国内外の様々な種を収集・保存し、作物や家畜などの農業生物の品種改良に利用できる全国的なシステムが構築されており、農業生物資源ジーンバンクとして運営されています。

 

奥泉 久人主席研究員からご説明を受ける

 

2.NTTつくばR&Dセンター

NTTつくばR&Dセンターは、1972年7月20日につくば市に筑波通信建設技術開発センターとして設立され、通信回線や土木設備を中心に研究開発を進められています。

・NTTアクセスサービスシステム研究所(ご説明者:NTT-AT「冨田 茂 氏」)

NTTアクセスサービスシステム研究所では、光ファイバアクセス技術、インフラ技術、アクセスシステム技術、無線アクセス技術、運用技術の5つの分野で研究開発を進めています。

2022年現在、 ラボ には革新的な光および無線ネットワーク(IOWN)とスマート施設をサポートすることを目的とした大規模な実験施設があります。

 

昔の銅ケーブルと近年の光ファイバーケーブルを比較

 

3.JAXA(宇宙航空研究開発機構)

JAXAは、日本の航空宇宙開発・利用全般を支援する中核的研究機関であり、 基礎研究開発から利用までを一貫して行っています。

・筑波宇宙センター

筑波宇宙センター は、日本の宇宙開発の中枢拠点としての役割を担っています。 ロケットや輸送システムの開発、技術基盤の確立に向けた技術研究を推進しています。

 

本物の人工衛星打ち上げ用ロケット「H-IIロケット」をバックに

 

Tsukubaサイエンスシティには今回見学したサイトの他にも沢山の研究施設があり、どれも興味深い施設ばかりです。参加した学生達も非常に興味深げに展示物や説明を見ていました。

 

 

     

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