2024年度も桑原基金寄付講座がスタートしました

2024年4月22日(月)16:02

 

 

「SDGsを支える情報通信論」 第1回講義を実施

2019年度に開講されて今年で6年目を迎える[BHN桑原基金寄付講座]は、2024年4月12日(金)、前学期課程の講座を国立大学法人 電気通信大学(以下、電通大)において対面授業とオンラインにて実施されました。

本講座は、当初5年間の予定でしたが新型コロナによる休講もあり、更に3年間期間を延ばして継続されることとなりました。

この日は、予想を遥に超える学生の参加で、大学教室内 42名+オンライン1名の合計43名出席でのスタートとなりました。また、今回特に今までと違う点としては、日本の学生が多数参加していたことが印象的でした。

 

多くの学生が出席し本講座への関心の高さがうかがわれます

 

講座の開始にあたり、「イントロダクション」として、松浦 基晴教授から本講座の首題、達成目標、及び授業内容と前学期講習(4月~7月)の講義スケジュールの説明が行われました。

 

本講座の説明をする電通大 松浦教授

 

本講座のスケジュールは以下の通りで、講義は英語で行われます。

 

第1回  4月12日(金) イントロダクション、SDGsとは(BHNの活動を含む)

第2回  4月19日(金) SDGs実現に向けた情報通信政策

第3回  4月26日(金) SDGs達成の鍵となるエネルギー

第4回  5月 10日(金) SDGs達成の鍵となる情報セキュリティ

第5回  5月17日(金) 医療におけるICT

第6回  5月24日(金) 福祉におけるICT

第7回  5月31日(金) 防災・減災におけるICT

第8回  6月 7日(金) 自動車運転・運送におけるICT

第9回  6月14日(金) 農業・漁業におけるICT

第10回 6月21日(金) 地域創生におけるICT

第11回 6月28日(金) 地球環境におけるICT

第12-13回 7月5日(金) 演習課題の発表と討論(その1)

第14-15回 7月12日(金) 演習課題の発表と討論(その2)

8月上旬には技術見学会を実施する予定です。

 

イントロダクション引き続き、富野 岳士講師(BHN理事・事務局長)による第1回講義が行われました。

 

講義を行う富野講師

 

この講義では、 BHNの団体概要及びBHNの取り組みがSDGsのどの目標に当てはまるのかを説明をしました。

また、SDGs(持続可能な開発目標)に関しては、MDGs(ミレニアム開発目標)の歴史や、後にSDGsへと継承された経緯や、MDGsとSDGsの違い、世界の中での日本の目標達成状況等が図やグラフを用いて分かりやすく説明されました。

 

講義終了後に参加した学生に今回の講義への印象を聞いたところ

・SDGsという言葉は知っていたが、具体的なデータを見ることが出来たので、これから自分でも調べてみたいと思った。

・SDGsが採択される前にMDGsというものが有ったことは知りませんでした。勉強になりました。

 

という感想を聞くことが出来ました。

本講座を受講する学生が、将来、自国での社会課題に日本のICTの知識や技術を用いて解決することができる人材となることを願っています。

     

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