BHN桑原基金寄付講座(電気通信大学博士・修士課程)

2026年6月9日(火)14:19

 

【開催レポート】2026年度前学期「SDGsを支える情報通信論」技術見学会を実施しました!

国立大学法人電気通信大学(電通大)で開講中のBHN桑原基金寄付講座、「SDGsを支える情報通信論」にて、去る6月4日に技術見学会が開催されました。

 

台風一過のこの日、沢山の留学生が参加しました。

 

今回の見学会には、講座を受講している留学生18名が参加し、電通大の教官2名、BHN関係者4名が同行しました。

調布市の電通大キャンパスに集合した一行は、貸切りバスで東京都調布市にあるNTT中央研修センター内の「NTT e-City Labo」と、東京都三鷹市にある「国立天文台(NAOJ)」を訪問。その後、大学へ戻り、構内にある「UECコミュニケーションミュージアム」を見学し、情報通信技術(ICT)が宇宙観測をはじめとする広範な分野でどのように活かされているかを、実物展示や説明を通して学びました。前日は台風の影響が心配されましたが、当日は穏やかな天候に恵まれ、全員無事に見学会を終えることができました。

 

🔹 NTT e-City Labo(東京都調布市・NTT中央研修センター内)

地域の課題解決に向け、NTT東日本グループが取り組む最新ソリューションを体感できる施設です。館内ではIOWNの低遅延性を活かした遠隔操作技術、トマトの遠隔営農ハウス、災害対策にも有効な水循環システムや空気から水を作る装置、さらにはeスポーツまで、ICTを駆使した多様な研究展示や実際に稼働しているサービスを見学しました。やはりAIやeスポーツへの学生たちの関心は高く、説明員の方の話を熱心に聴きながら、次々と質問を投げかけていました。

 

地域の課題解決に向けたソリューション体感型施設 「NTTe-City Labo」

 

🔹 国立天文台(NAOJ)(東京都三鷹市)

先端的な天文観測施設を有し、観測機器の開発も手掛ける世界有数の天文学研究の拠点です。留学生たちに話を聞くと、「自分の国には国家レベルの天文観測施設がない」、あるいは「あっても一般人は立ち入れない」とのことで、敷地内を自由に歩き回り、歴史的建造物に間近で触れられることに大変驚いていました。日本最大の屈折望遠鏡や、160年前に建設された最古の太陽観測施設等に目を輝かせる学生たち。また、天文観測を広くPRするために国立天文台が総合監修している「ポケモン天文台」の取り組みを知ると、文字通り飛び上がって喜んでいる姿がとても印象的でした。

 

日本最大の屈折望遠鏡(1929年設置)

 

🔹 電気通信大学 UECコミュニケーションミュージアム(東京都調布市)

1998年に設立された同ミュージアムには、通信・放送機器等の貴重な資料や、電通大に寄贈された無線通信を中心とする世界に誇る歴史的コレクションが一般公開されています。今回は、2026年3月に新設されたばかりの別館に集合。同ミュージアムの大家万明館長によるユーモア溢れる解説を受けながら、江戸幕府に献上されたモールス電信機、アマチュア無線、オーディオ、コンピューターの歴史を辿る充実した設備や体験コーナーを楽しみました。多方面から寄贈された歴史的設備や1962年製のリレー計算機、1万本以上の真空管コレクションは学生たちの興味を惹きつけていました。また、コンピューターコーナーにあった初期のビデオゲームを見つけると、すぐに反応して楽しむ若者らしい一面も見られました。

 

タイプライターの説明をする大家 万明館長と興味津々な学生達

 

🔹 おわりに

心配された台風の影響もなくバスの移動はスムーズで、見学を終えたのは17時前でした。充実したメニューだっただけに、学生たちはさすがに少し疲れた様子も見せていましたが、別れ際に笑顔で「ありがとう!とても楽しく有意義でした」と手を振って見送ってくれ、その姿にスタッフ一同ホッと胸をなでおろしました。

 

 

プロジェクトオフィサー
中田 勝已
     

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