2021年度 桑原基金寄附講座 「国際科学技術コミュニケーション論」 第1回講義を実施

2021年10月12日(火)12:53

 

2019年度の発足から今年度で第3期目を迎える[BHN桑原基金寄附講座]は、2021年10月8日(金)、後学期課程の講座を国立大学法人 電気通信大学において、コロナ感染予防対策を施した対面授業にて実施しました。

講座の開始にあたり、「イントロダクション」として電通大/松浦 基晴教授により、本講座の首題、達成目標及び授業内容について解説が行われ、引き続き、BHN/富野事務局長による第1回講義が行われました。

1.イントロダクション【講座の内容】 電気通信大学 松浦 基晴教授

講師1:電気通信大学 松浦基晴教授

 

●本講座のスケジュール

第1回 10月8日(金)イントロダクション,SDGsについて

第2回 10月15日(金)SDGsに求められる国際科学技術コミュニケーション

第3回 10月22日(金)国際標準化の仕組みと日本の取組み

第4回 10月29日(金)無線通信分野の国際標準化活動

第5回 11月5日(金)ネットワーク分野の国際標準化

第6回 11月12日(金)国際標準化と知的財産

第7回 11月26日(金)国際会議・学術論文での研究発表

第8回 12月3日(金)国際研究開発プロジェクトの活動

第9回 12月10日(金)OECDの科学技術への取組み

第10・11回 12月17日(金)演習1:SDGsに寄与する研究開発に関する課題発表と討論

第12回 1月7日(金)科学技術コミュニケーション:マスコミと担当記者の活動

第13回 1月21日(金)研究成果の魅力が伝わる文章

第14・15回 1月28日(金)演習2:科学コミュニケーションに関する課題発表と討論

 

2.第1回講義:Introduction to BHN & Outline of SDGs   BHN/富野岳士事務局長

講師2:BHNテレコム支援協議会 富野岳士 理事・事務局長

 

1)BHNの紹介:BHNの活動内容の重点が次の3分野であることを紹介し、各々の内容を説明しました。

①社会開発支援  ②緊急人道支援  ③人材開発支援

2)BHNの中期活動目標が、SDGsの草の根的な実践活動であることを紹介し、2000年の国連サミットにおいて採択されたMDGs(ミレニアム開発目標)と、2015年国連サミットにて採択されたSDGs(持続可能な開発目標)とを、さまざまな図や数値を基に比較して解説しました。

講義では、特にSDGsの特徴として、「健康な人間生活の確立」に加え、「平等な人権の確立」や「持続可能な社会の実現」という新しい価値観が含まれている点を強調しました。

 

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