2022年度 桑原基金寄附講座後学期課程 「国際科学技術コミュニケーション論」が開始されました

2022年10月19日(水)9:34

 

 

2019年度の発足から今年度で第4期目を迎える[BHN桑原基金寄附講座]は、2022年10月7日(金)、後学期課程の講座を国立大学法人 電気通信大学(以下、電通大)において、コロナ感染予防対策を施した対面授業にてスタートしました。

この日は、雨風強く移動が大変だった中、教室には10名、オンラインでは5名の学生が受講しました。

講座の開始にあたり、「イントロダクション」として松浦 基晴教授/電通大により、本講座の首題、達成目標及び授業内容について解説が行われ、引き続き、富野講師/BHN事務局長による第1回講義が行われました。

 

1.イントロダクション:【講座の内容の説明】 松浦 基晴教授/電通大

本講座の説明をする松浦教授

本講座のスケジュール

第1回 10月7日(金)イントロダクション,SDGsについて

第2回 10月14日(金)SDGsに求められる国際科学技術コミュニケーション

第3回 10月21日(金)国際標準化の仕組みと日本の取組み

第4回 10月28日(金)無線通信分野の国際標準化活動

第5回 11月4日(金)ネットワーク分野の国際標準化

第6回 11月11日(金)国際標準化と知的財産

第7回 11月25日(金)国際研究開発プロジェクトの活動

第8回 12月2日(金)OECDの科学技術への取組み

第9回 12月9日(金)国際会議・学術論文での研究発表

第10回 12月16日(金)マスメディアにおける科学技術記者の活動

第11回 1月6日(金)研究成果の魅力が伝わる文章

第12・13回 1月20日(金)演習1:科学コミュニケーションに関する課題発表と討論(その1)

第14・15回 1月27日(金)演習2:科学コミュニケーションに関する課題発表と討論(その2)

 

2.第1回講義:Outline of SDGs with introduction to BHN Association

  富野講師/BHN事務局長

SDGsについて講義する富野講師

 

1)BHNの紹介:BHNの活動内容の重点が次の3分野であることを紹介し、各々の内容の説明がありました。

①社会開発支援  ②緊急人道支援  ③人材開発支援

2)BHNの中期活動目標が、SDGsの草の根的な実践活動であることを紹介し、2000年の国連サミットにおいて採択されたMDGs(ミレニアム開発目標)と、2015年国連サミットにて採択されたSDGs(持続可能な開発目標)とを、さまざまな図や数値を基に比較して解説されました。

また、SDGsの17の目標すべてとCOVID-19という社会課題との関連性についてを説明され、その克服方法としてグローバルなパートナーシップの必要性が強調されました。

 

席の間隔をあけて受講

 

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