2023年度 桑原基金寄附講座「国際科学技術コミュニケーション論」第10回講義を実施

2023年12月26日(火)9:27

 

 

2019年度の発足から今年5年目を迎える[BHN桑原基金寄附講座]は、2023年10月6日(金)、後学期課程の講座を国立大学法人 電気通信大学(以下、電通大)において、対面授業とオンラインのハイブリッド形式にて開講しました。

今学期第10回目となる講義は「OECD(経済協力開発機構)の科学技術への取り組み」として、 12月22日(金)に、EJD(Europe-Japan Dynamics) 代表 栗崎 由子氏により全て英語で行われました。

 

講師:EJD(Europe-Japan Dynamics) 代表 栗崎由子氏

 

*講義科目“Communication at international conferences”の内訳

 

1. Group Check in.

2. What you must know about multi-lateral negotiations

3. About the OECD

4. multi-lateral negotiations

 

講義の形態は、 テキストの内容を説明・解説するという方法ではなく、 学生全員と講師が対話をしながら進めるというドリル形式になっており、 全員が常に授業に集中した状態が保たれていました。

電通大の教室内では、国内外の学生が13名参加

 

*“Group check in”

先ず次の3つの設問に答える形で、 全ての学生が自己紹介をしました。

・Your name

・Your home country

・Your expected takeaway from the class today

 

最初固かった学生も自己紹介等で一気に打ち解けた様子

 

栗崎講師が「多国間交渉」についての説明

 

多国間交渉をする上で必要な6つのスキル

 

*“What you must know about multi-lateral negotiations”

「多国間交渉に必要なもの」のテーマでは、次のような手順で授業が進められました。

議題として、 IDU(International Diversity Union)の委貝会(※架空の委貝会)において、 アメリカ代表委員が、 委貝会における公式使用言語を現在の 2カ国語(英、 仏)から、英語のみにしようと提案。それに対して、 ベトナム、 カメルーン、 インドネシア、 日本、 中国、 カナダ、フランス、アメリカの参加8カ国の代表者として参加生徒で役を決め、 その国の代表者となってあらかじめ決められた意見をもとに、 賛・否とその判断根拠を発表するというドリルが実施されました。

ドリル進行の途中で、 学生は設定された国の事情等を説明しながら、議題についてその国の代表者に成りきって具体的な答弁をし、 かなり熱心に授業に取り組んでいたのが印象的でした。

 

カメルーン代表としての意見をまとめるインドネシアからの学生

 

IDU委員会加盟国としての交渉方法を体験しました

 

最後に各学生がこの授業で獲得したことを発表し、また、栗崎講師からは「この授業で得た経験をもとに、大学卒業後に多国間交渉する上での心構えができたと思います。この機会が将来において重要な勉強のポイントの一つとなることを願っています」という言葉が贈られ、学生からの拍手をもって講義が終了しました。

 

 

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