「想定外」を越えて ~15年目の被災地で考える防災と命の尊さ~

2026年4月27日(月)8:46

 

BHN宮城事務所 丹野 あきゑさんからの現地レポートをお届けします。

BHN宮城事務所が2026年4月1日から待機になることから、2026年3月23日、BHN宮城事務所の仲間(石垣 正一所長、生良志 みきゑ氏、山崎 信哉氏)3人と丹野 あきゑ、4名で視察に出かけた被災地めぐりでは、特別に大川小学校への想いがありました。被災した校舎は、津波の脅威と時間の経過を静かに物語っていました。献花台に手を合わせ、犠牲となった児童・教職員の方々に深く哀悼の意を表しました。

2022年5月23日に開催された、BHNテレコム支援協議会本部主催、2022年度国内災害現地事務所全体連絡会議において、「テーマ:経験・ノウハウをデジタル資料化し伝え続けることの大切さ!事例として、稲むらの火」が詳しく書かれていたのを思い出しました。

2023年5月5日発行の地元新聞に、東日本大震災の津波で児童74人と教職員10人が犠牲になった石巻市震災遺構「大川小」の敷地内に2023年5月4日、和歌山県広川町の津波防災伝承施設「稲むらの火の館」の庭園にあったサルスベリが寄贈され、「友達の木、百日紅」として植樹されました。津波の教訓伝承を目的とする施設同士で連携し、交流を深めることがねらいと紹介されていました。

 

和歌山県広川町の津波防災伝承施設「稲むらの火の館」から
石巻市震災遺構「大川小」へ寄贈・植樹された「ともだちの樹 百日紅」
(2023年5月5日撮影)

 

2023年5月5日、私は友人と大川小学校を被災地訪問していました。植樹されたばかりの「ともだちの樹 百日紅、稲むらの火」の教訓を伝える和歌山県から贈られたという「百日紅(サルスベリ)」を目にし、時を超えた防災連携の象徴だと感じました。

2026年3月23日、3年経過した「百日紅(サルスベリ)」は時季的に、夏の賑わいとは違い、静寂の中で独特の風情を見せていました。前述の百日紅の木のように、美しく強く、そして長く咲き続ける希望を、被災地と共に紡いでいきたいです。

 

石巻市震災遺構「大川小」へ寄贈・植樹された「ともだちの樹 百日紅」
時を超えた防災連携の象徴、美しく強く、そして長く咲き続ける希望を
(2026 年3月23日撮影)

 

 

2026年4月24日
BHN宮城事務所 丹野 あきゑ

 

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