2013年5月:宮城県東松島市における被災者の地域コミュニティ支援事業

2013年7月12日(金)17:55

― インターネット環境構築と自治会役員IT研修の実施 ―

石巻市仮設団地集会所へのインターネット環境構築

5月は石巻市管内14仮設集会所にインターネット環境の構築を行いました。

パソコン設置後、すぐにメールやインターネット閲覧ができ自治会活動に役立てていただけるよう役員等に簡易な研修も同時に行いました。

雄勝峠崎団地は、石巻中心部から約45km、車で約一時間、雄勝半島の山道を走った雄勝峠崎自然公園内の作られた戸数15、入居者32名の小さな仮設住宅です。インターネット環境構築にあたっては、NTT光ケーブルを約2km架設し、5月30日開通しました。

被災以前、自宅でインターネットを楽しんでいたAさん夫妻が2年ぶりのマウス・キーボードの感触を確かめながら喜んでインターネット検索を行っていたのが印象的でした。

また、自治会長の奥様は、他の仮設や連合会との連絡、県や市の情報をリアルタイムで見ることができ、皆に伝えられるとたいへん喜んでいただきました。

 

ここから更に車で15分ほどの所にある大須小学校団地(17戸、38名)も同日開通しました。中村自治会長は、早速、自治連合会とメール交換を行って最新情報を得ていました。

雄勝峠崎(PC設置状況) ?? 大須小(設置後のメール等研修

●?南三陸町仮設住宅談話室へのインターネット環境構築完了

 

南三陸町の予定していた仮設住宅談話室5カ所に光回線開通後デスクトップパソコンを設置し、メールやホームページ閲覧ができる環境が整いました。

 

南三陸町は、東は太平洋に面し、三方を山に囲まれたリアス式海岸特有の地形であるため、東日本大震災では人的被害,建築物被害(志津川戸倉地区のり災率約75%)とも大きな痛手を受けましたが、復旧から復興に向け大きく舵をきったところです。

 

仮設住宅は、町内に平地が少ないことから10~20戸の小さな仮設住宅が多く52か所に点在しています。また、隣の登米市や本吉町の仮設住宅にも多数の方が入居しています。

 

南三陸町の最近の話題は、チリ共和国のイースター島から友好と震災復興のシンボルとして「モアイ像」が贈呈され、南三陸さんさん商店街駐車場の一角に設置して観光客等の目を楽しませていることです。

 

同町は、1960年のチリ地震による津波で被災後に、チリとの友好と復興のシンボルとしてモアイ像を制作し公園に設置していましたが、東日本大震の津波で倒壊してしまいました。震災後に同町を訪れたチリの大統領がそれを見て、新たなモアイ像の寄贈を約束していました。

 

モアイ像 ? モアイ像からさんさん商店街を望む

童子下1期仮設住宅は、入谷地区にあり中心部から約12kmの山腹にあります。

佐藤自治会長は、「仮設住民と談話室で夕食を共にしながらインターネット教室を行うことを楽しみにしている」と話していました。佐藤会長は自身のホームページを開設していますので、ぜひ「南三陸 海山川」にアクセスして見てください。

 

童子下(PC設置状況)?? 童子下(PC設置状況)

横山第1・2期仮設住宅は、南三陸町中心部より国道45号線を石巻方面へ約25km離れた隣の登米市横山地区にあります。

 

5月21日の光開通・パソコン設置をする日には、「南三陸町ばっぱの会」8名の方が談話室に集い人形作りをしていました。一つひとつ手作業なのでたいへんそうに見えましたが、孫の話や昔話をしながら楽しそうに取り組んでいる姿が印象的でした。

 

休憩時間に「孫とメール交換したい」「ホームページを見てみたい」との声がたくさんあり、講習会開催の要望も出ました。別途、自治会長と相談し進めていくこととしました。「ばっぱパワー」に圧倒された半日でした。

 

横山(PC設置状況)?? ばっぱの会(人形作りの一コマ)

 

手作り作品(1個500円で販売しています)

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>>4月の東松島支援事業の報告はこちら

 

石巻周辺被災者支援事業担当

 

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