【ミャンマー】南デルタ地域のボガレー及びピアポンで CAシステム運用ワークショップと防災研修を実施しました

2016年6月8日(水)13:35

 


昨年9月から開始した外務省日本NGO連携無償資金協力第1年次事業は、本年3月からCAシステム設置工事(ボガレー郡23村落・ピアポン郡20村落・クンギャンゴン郡2村落)を始め、ミャンマーの新年にあたる4月の水かけ祭り前に終えました。 

CAシステムを末永く使用可能とするため、かつシステムの運用保全を徹底するために、関係者を集めてワークショップを開催しています。今回はボガレー郡では22村落から57名、ピアポン郡では22村落から62名が参加しました。 ワークショップでは一方的な技術やノウハウの伝達ではなく、双方向での意見交換を行い、CAシステムの意義、非常時・平常時の活用法、システムの保守・運用方法等に加えて、日本の防災行政無線システムの利用例を紹介し、CAシステムの活用法を体得してもらいます。

また、ワークショップ開催時に実施する防災研修では、SEEDS Asiaと連携して移動式防災教室を開催しました。サイクロン、高潮、洪水等の自然災害の発生するメカニズムについて模型等を使って分かりやすく説明しながら、避難方法等についての研修を実施しました。防災研修の前後に行ったアンケートでは、「自然災害について知る有意義な研修でしたか、また日常生活に役立つと思いますか」の質問に対し全員が「はい」と回答しました。

 
本事業初のハザードマップ作成では、12村落にハザードマップ掲示板を設置、小学校内の掲示板にもハザードマップを貼付し、今次の計画を達成しました。マップにはサイクロン襲来時の避難ルートを表示し、過去のサイクロン襲来時の最高水位を示したベンチマークを掲示板の柱にマーキングしています。設置後、村落の中心部に設置した掲示板前に村人を集め、ハザードマップの説明会を実施した際、自分の家が生まれて初めて地図に掲載されたと喜ぶ住民の姿が見られました。

今後は1年ごとにCAシステムのモニタリングを行い、設備の維持管理をすることが重要です。かつハザードマップの啓蒙もしていきます。これまでワークショップ参加者の大半はCAシステムコミティメンバーでしたが、今回は新たに興味を持った他の関係者も参加したことは、活動を続けてきた成果だと思います。

プロジェクトオフィサー(参与)渡辺 栄一
     

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