【ミャンマー】ミャンマー・カレン州少数民族帰還民支援事業:太陽光発電で医療、教育サービスの充実を

2015年11月11日(水)14:17

ミャンマーでは例年5月中旬頃から雨季に入りますが、今年は7月中旬からの記録的豪雨にサイクロンの来襲が重なり、ミャンマーの北部から中部を中心に大水害が発生したことは記憶に新しいことと思います。この大水害によって100名以上の方が亡くなり、被災者は約100万人と言われています。

BHNではJPF(ジャパン・プラットフォーム)の支援を得て、昨年度に引き続き今年度もカレン州で無電化地域にある公共施設へのソーラー発電システムの設置と、システムの保守・運営に関する研修プロジェクト(第3期事業)を4月からスタートしました。

今年度の計画は、地域中核病院1カ所、地域病院1カ所、早朝夜間授業のために高校3カ所、計5カ所にソーラー発電システムを設置し、そのシステムを保守・運営するための研修を実施することです。

また、州政府からの要請を受け、カレン州各地に小型ソーラー発電装置を配布することが決まりました。その準備に当たり、州政府職員が住民指導を行えるよう、政府職員対象の基礎研修にも力を入れているところです。

今夏の豪雨では、幸いカレン州の被害はそれほど大きくならずに済みました。しかし、州内の道路ネットワークはまだまだ不十分で、未だに橋のない川も多く存在します。10月下旬頃までは雨季が続くため、アクセスが可能な北部地域のパプン中核病院(ベッド数100床)、南東地域のナンタブエ高校、アンカウン高校の工事を先に行い、このほど保守・運用研修、使用開始後のモニタリングも無事終了しました。

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アンカウン高校では、雨季には度々床上まで水に浸ってしまうことがあり、また、校舎内のスペースや床の強度にも懸念があったため、バッテリーの設置場所に苦慮しておりました。しかし、子どもたちを心配した父兄が協力して校庭に高床のバッテリー小屋まで建ててくれたことで問題が解決し、工事を完了することができたのです。

副理事長、プロジェクト・マネージャー 相澤 紘史

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