ミャンマー8:ボガレーのワークショップ風景③ 現地レポート

2016年2月4日(木)22:04

 
*当会は2015年9月からミャンマー南部デルタ地帯で、第3次CAシステム設置事業を開始しています。このエッセイでは、事業担当の木村参与がヤンゴンからワークショップ開催地へ行くまでの風景を紹介します。

 
 

ボガレーからの帰り道の出来事であるが、ブルドーザーを運ぶための大型トラックが道全体を塞いでいた。どうやらブルドーザーがエンジントラブルで動かず、トラックも立ち往生しているようである。
 

15分経っても、急げなどと文句を言う人はなく、静かに見守っている。数人の男たちの頑張りでブルドーザーは台車に乗せられ、トラックが動き出して私たちも難を逃れることができた。
 
夕暮れ近くになってきたが、外に少しでも明るさがあるうちは家屋では電気を付けない。ポツリポツリと豆電球がついても、村々には明々と電気をつけている家はない。
しかし、ヤンゴンに近づくと状況は一変する。ビルや家屋は電気がついて、道は自動車でいっぱいである。人も賑やかで、道路の交通渋滞は驚くほど激しい。日本の交通システムを導入すれば改善するのではないかと考えた。
 
帰りも4時間半の道のりであったが、運転手にお礼を言って別れを告げた。
 

 

ミャンマーN連プロジェクト(参与)木村

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