パラオ共和国へのタブレット引き渡し式が開催されました
2022年3月28日(月)9:17
<リユース・タブレットの寄贈活動>
本2021年度、BHNは総務省及び㈱パデコ様との連携により、リユース・タブレットの寄贈活動を推進してきました。
その中で海外向けとしてはパラオ共和国(以下 パラオ)、パプアニューギニア、ケニア、ウズベキスタン等の国々へ、主にe-Learningを実施することを目的として、既に約4,000台を出荷しています。
去る3月4日には、これらの国々の中のパラオとの間で、1,250台の贈呈・引渡式が開催されました。
今回のパラオ向けに関しては、大阪教育大学で開発された小学生向け算数教育の教材及び授業ノウハウと、BHNからのタブレットが併せて寄贈されています。
現状、世界的なコロナ感染状況が厳しく、関係者が一堂に会して式典を実施することが出来ないため、2国間を結んだオンライン・セレモニーの形態で行なわれました。
パラオのセレモニー会場には、日本側代表として駐パラオ日本大使、現地側代表としてはセンゲバル・シニョール副大統領及びジェンキンス教育大臣が出席され、寄贈されたタブレットを活用して行われる今後のe-Learningに対して高い関心が寄せられていました。
現地側ご来賓のスピーチでは、パラオで児童・生徒の教育にタブレットが活用されるのは初めての試みであるとのことでした。また、コロナの蔓延によって子どもたちが学校に行けなくなった場合でも、直ぐに自宅でRemote Learningにより授業を受けられるので、時期的にBestのTimingでタブレットが届いた、というコメントがありました。
教育大臣のスピーチの中に、「今回のタブレットの寄贈をきっかけにして、日本とパラオがFamilyとしての絆を更に深めるようにしていきたい」というお言葉があり、改めてタブレット寄贈活動の責任の重さを感じました。
更に、日本からは中西総務副大臣によるビデオメッセージが放映され、BHNからは2名がオンラインで、この引渡しセレモニーに参加し、榑松副理事長が代表して、本プロジェクトに参画させていただいたことに対する謝意と、BHNは今後も一層パラオのICT分野の普及・発展に貢献していきたい旨のスピーチを行いました。
参与 紀伊 寛伍