ウズベキスタン共和国へノートパソコン寄贈プロジェクト

2025年5月22日(木)15:39

 

<リユース・デジタル端末機の海外への寄贈活動シリーズ第三弾>

BHNでは、コロナ禍以前より、タブレットターミナルを中心にリユース・デジタル端末機の寄贈活動を推進しておりますが、この度、その第三弾として、NTT・ TCリース(株)様からご提供いただいた同社利用後のノート型パソコン200台をウズベキスタンに贈呈する事になり、去る4月22日(火)にBHNの事務所で引渡式を開催しました。

 

パソコン贈呈合意書調印後関係者一同

 

引渡式には、同国大使館から駐日全権大使アブドゥラフモノフ閣下(経済学博士)と教育・イノベーション担当のジャリロフ公使が、NTT ・TCリース(株)様からは廣澤紀之専務取締役が出席され、BHN稲生理事長から大使閣下に寄贈証書と200台のノート型パソコンが引渡された後、贈呈合意書が調印されました。

 

パソコンの引渡し(右から、公使、大使、理事長、廣澤専務、古野間)

 

この引渡式では、稲生理事長・廣澤専務取締役からの挨拶や大使閣下の謝辞、公使からのパソコンの利用計画の設営等があり、和やかな雰囲気でした。

大使閣下の謝辞の中で、ミルジヨエフ大統領が力を入れている科学技術研究部門の強化に活用したいという事で、提供いただいたNTT ・TCリース様とBHNに深甚なる感謝の言葉をいただきました。

 

アブドラフモノフ大使からの謝辞

 

今回の200台は引渡式後に大使館に移送され、その後ウズベキスタン本国に送られます。

教育担当でもある公使の説明では、ウズベキスタン側の主要なパートナーは、タシケント国立工科大学附属のウズベキスタン・日本青年技術革新センター(UJICY)であり、同センターは両国の大学および研究機関間の協力におけるハブとしての役割を果たしています。 同センターから全国各地の8大学に配分されて、その用途は科学研究、研究・イノベーション人材育成、国際的な研究者のネットワークを通じた国際的な研究活動、等となる予定との事です。

今回の引渡式並びにその後場所を変えてのインタビュー場面については、ビデオ撮影され同国のUzreport TVという民間の報道専門テレビ局で、5月1日に報道されました。

 

引渡式終了後にジャリロフ公使によるインタビューを受ける理事長他

 

インタビューではBHNの歴史や活動について及び今回のノート型パソコン200台寄贈の背景や今後の支援計画等について質問されました。

ウズベキスタン大使館から、5月1日に報道された録画が送られてきましたが、ウズベキスタンの多くの人々にBHNの活動やパソコン提供者のご好意が理解されたらと期待しています。また、今回の200台については、ウズベキスタンにおいても受益者となる8大学との間で引渡式を行うという事のようで、BHNにもオンラインでの参加を打診されています。尚。報道された録画は、大使館に確認を求めたところ、本報告の読者への公開は問題ないという事ですので、本文下の引渡し証明書の手渡し画面をクリックして、ウズベキスタン語のナレーションですが、ウズベキスタンで放映された動画をお楽しみください。

 

ウズベキスタンのUzreport TVで放映された映像(録画 )

 

◆画像をクリックするとYoutube画面が開きます

 

これまでのリユース・デジタル端末機の海外への寄贈活動として、第一弾は2021年~2022年にかけてビデオリサーチ社様から電気通信大学様経由でご提供いただいた、リユース・タブレットターミナル4,621台をパラオ、パプアニューギニア、ケニア、ウズベキスタン、スリランカ、カンボジア、フィリピン、セネガルの8カ国の国々へ寄贈、これらは主にe-Learningを実施することを目的として活用されています。

第二弾として、2023年にNTTドコモ社様及びNTTデータ社様からご寄贈いただいた、異なる2種類のタイプのタブレットターミナル合計80台をウズベキスタンへ寄贈、これらは同国がアフガニスタンと国境を接する州の子供のための多専門分野メディカルセンターで医療用に、また公立中等学校では教育用に活用されています。

リユース・デジタル端末機の海外への寄贈については、日本の企業や大学、各種団体等で機器更新のため利用済みとなったノート型パソコンが、発展途上国ではまだまだ貴重なICT部門の器機として利活用されている事を実感しています。これらの利用済み機器の再利用は、SDGsのサステイナブルな社会実現にも寄与する事ですので、この場を借りて、本ページの読者とその関係者の方々に、利用済みのデジタル端末機が発生しましたら、是非BHNにお声をかけていただくようお願いいたします。

BHNでは寄贈いただいたノート型パソコンを再活用が可能な状態にして、具体的な寄贈先を検討しますので、ご一報の程、よろしくお願いいたします。

 

・Eメール:https://www.bhn.or.jp/inquiry/

・電話:03-6803-2110

 

BHN参与 古野間 計久

 

 

     

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