BHN広島事務所の西日本豪雨被災者支援活動~現地に出向いた実践研修会 呉市・安浦地区~

2021年12月21日(火)10:23

 

 

BHN広島事務所(所長 福田 卓夫氏)では、2018年西日本豪雨被災地(広島県坂町・呉市等)において復興フェーズ(仮設住宅団地フェーズ、災害公営住宅団地フェーズ)に合わせて各種の工夫を取り入れた「ICTを活用した地域コミュニティ再生・活性化支援活動」を実施してきました。
しかし、2020年初めに始まった新型コロナウイルス感染症は日本国内で繰り返し猛威を振るい、日本国内の多くの国内災害被災地では十分な被災者支援活動ができない状態に陥りました。広島県内においても同様の状態でした。そこで、BHN広島事務所では、コロナ禍においても効果的な被災者支援活動が継続できるように「テレワーク手法を取り入れたコロナ禍における新しい被災者支援活動」に取り組みました。

 

現地に出向いた実践研修会
一方、被災地では、現地に出向いた実践研修会に対する強い要望があります。そこで、2021年10月後半に入り、新型コロナウイルス感染状況が落ち着いてきたので、テレワーク手法を取り入れたコロナ禍における新しい被災者支援活動手法を活用しながら、現地に出向いた実践研修会を広島県呉市・天応地区(2021年10月27日、11月24日)、呉市・安浦地区(2021年11月25日)を開始しました。

今回は、2021年12月16日、呉市安浦町「呉市川尻・安浦地域包括支援センター」での活動状況をお伝えします。参加者:自治会住民4人+社会福祉協議会職員2人+地域包括支援センター職員1人、そしてBHN広島事務所講師陣3人(沖野 啓子氏、杉原 瑞枝氏、岩本 一子氏)が参加した、現地に出向いた実践研修会の模様を報告します。

いつものとおり、検温、消毒を済ませてから開始しました。常時、ポケットCO2センサーで室内環境を確認し、随時換気し密状態にならないよう、新型コロナウイルス感染防止対策に細心の注意を払いながら研修を実施しました。

 

呉市川尻・安浦地域包括支援センター近くのバス停
(2021年12月16日撮影)

 

いつものとおり、検温、消毒からスタート
(2021年12月16日撮影)

 

呉市川尻・安浦地域包括支援センターのクリスマス飾り
(2021年12月16日撮影)

 

実践研修会に準備したツール一式(パソコン、プリンター、タブレット、
5Gモバイルルーター、ポケットCO2センサー、マスク、消毒液、体温計等)
(2021年12月16日撮影)

 

今回は、参加者各人ごとに講師がついて対応しました。それぞれ、エクセルの基本操作、エクセルでメモ付きカレンダー作成、スマホのLINE操作、写真の整理等を研修しました。

 

現地に出向いた実践研修会模様
(呉市川尻・安浦地域包括支援センター 2021年12月16日撮影)

 

今回は参加者各人ごとに対応
(2021年12月16日撮影)

 

エクセル基本操作、エクセルでメモ付きカレンダー作成
(2021年12月16日撮影)

 

スマホでLINE操作・写真整理研修
(2021年12月16日撮影)

 

前回「緊急連絡カード」を作り直した方には、ラミネート加工をしてお渡ししました。現地に出向いた実践研修会に参加した皆さんは、とても喜んで、「次は一筆箋やポチ袋を作りたい」というような具体的な要望もありました。

 

前回「緊急連絡カード」を作り直した方にラミネート加工版をプレゼント
(2021年12月16日撮影)

 

完成したメモ付きカレンダー
(2021年12月16日撮影)

 

実践研修会参加者及び講師陣揃って記念撮影
(2021年12月16日撮影)

 

なお、通信環境には、新しく準備した5Gモバイルルーターを使用しました。パソコン、タブレット、スマホをネット接続しましたが、問題なく安定して動作しました。ただし、この時点の安浦地区には未だ5Gは来ていないので4G機能を使用して接続しました。

 

 

西日本豪雨被災者支援事業
プロジェクトマネジャー(理事)
有馬 修二

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*BHN 自主事業「西日本豪雨地域ICT支援事業」、事業期間:「2018年7月9日~2023年3月31日予定」は、西日本電信電話株式会社(CLUB NTT-West)、NTTファイナンス株式会社(NTTグループカード)、株式会社NTTドコモ(d POINT CLUB)のポイント寄附にてご支援いただいて、事業を継続しています。

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