BHN広島事務所の西日本豪雨被災者支援活動~呉市天応大浜地区での被災者支援活動、エンライン大浜~

2023年2月27日(月)9:31

 

 

広島事務所(所長 福田 卓夫氏)では、2018年西日本豪雨被災地(広島県呉市、福山市、坂町等)において復興フェーズ(仮設住宅団地フェーズ、災害公営住宅団地フェーズ、市営住宅団地フェーズ)の進展に合わせ「ICTを活用した地域コミュニティ再生・活性化支援活動」を実施してきました。

2022年度からは、市営住宅団地フェーズに入りました。「コロナ感染蔓延時期には、ネット活用型被災者支援活動」、そして「コロナ感染が落ち着いてきたら、現地に出向いた実践研修会」の二つの活動手法を柔軟に組み合わせて実施してきました。

 

1.呉市天応大浜地区とオンライン支援活動「エンライン大浜」

 2023年1月、広島県内でのコロナ感染が増加している状況でしたので、現地活動は行わないことにしました。そこで、1月18日、呉市天応大浜地区とオンライン支援活動「エンライン大浜」を実施しました。BHN広島事務所メンバー(廣中 香氏、杉原 瑞枝氏、寺岡 和子氏、岡崎 幸子氏、寺迫 和代氏、沖野 啓子氏)及び呉市天応大浜地区の皆さまがネットを介して参加しました。

 

「エンライン大浜」開催模様
(2023年1月18日撮影)

 

団地自治会長さんから、昨年末に総会を開催し団地住民の半分くらいの参加があったとのことでした。今年もみなさんが無病息災で楽しく過ごせるようにしたいとご挨拶がありました。そして、コロナ感染状況が落ち着いてきたら、是非、団地集会所に来てほしいと早速の要望がありました。

参加者の一人から、自宅の部屋のベランダから見えるきれいな瀬戸内海の景色をスマホカメラで見せてくださいました。見慣れた船着き場の風景が見られてホッとした気持ちになりました。元気がある時には、団地集会所は体操等にも使用している、バイクで瀬戸内の島巡りをされていたというお話を聞きました。いつも参加している方から、外出中という事でコメントが入っていました。

毎日のようにLINEグループを使って、挨拶やおしゃべり、簡単な技術相談対応等をしていますが、やはり今回のように、ネット会議で揃って顔を合わせたり、直接声を聞いたりできて大変に盛り上がりました。

 

2.呉市天応大浜地区に出向いた実践研修会

 2023年2月15日、今年最初の現地に出向いた実践研修会を実施しました。この日は、風が強く、芯から底冷えするような一日となりました。今年最初の現地での支援活動は、おしゃべりも弾んで楽しい時間を過ごしました。パソコンにWindows11のアップデートが来ていたので実行し成功しました。日々の記録になる「可愛い日記帳」のアプリをダウンロードして使い方を練習しました。

 

パソコンとWi-Fi回線との接続状況確認
(2023年2月15日撮影)

 

Windows11にアップデートしたパソコンを早速活用
(2023年2月15日撮影)

 

毎日つける日記帳をインストール
(2023年2月15日撮影)

 

今年最初の実践研修会、みんなで記念写真
(2023年2月15日撮影)

 

なお、パソコンに「トロイの木馬感染」という警告が表示された方から、このような時の対処方法について相談がありました。ネット詐欺被害に遭わないための啓発活動の必要性を強く感じました。BHN広島事務所では、関係者全員に具体的な対処方法を周知するとともに、直近の「国内災害 現地事務所 全体連絡会議」において周知・報告して、BHN宮城事務所及びBHN熊本事務所の皆さん全員に注意を呼び掛けました。

 

 

西日本豪雨被災者支援事業
プロジェクトマネジャー(理事)
有馬 修二

 

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*BHN 自主事業「西日本豪雨地域ICT支援事業」、事業期間:「2018年7月9日~2023年3月31日予定」は、西日本電信電話株式会社(CLUB NTT-West)、NTTファイナンス株式会社(NTTグループカード)、株式会社NTTドコモ(d POINT CLUB)のポイント寄附にてご支援いただいて、事業を継続しています。
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