フィリピン教育支援事業:イフガオ大学との協力・交流覚書に基づく「BHN講義ビデオシェアプログラム」の第2期が終了
2025年8月21日(木)13:10






本プログラム第2期は、2025年4月から7月に提供され87名の登録者がありました。
システムは、イフガオ大学で既に利用しているGoogle ClassroomというGoogleが開発した学習管理アプリを使用しています。本プログラムの大学側の責任者は、コンピューティン学部(CCS: College of Computing Science)の学部長が担当しています。

イフガオ大学メインキャンパス校舎
講義ビデオは第1期と同様、電通大BHN寄付講座から4本、BHN人材育成セミナーから1本の計5本です。

クラスルームの画面
今回も講義ビデオに対する受講者の評価を得るためにアンケートを実施し、その概要は図の通りです。
アンケートの記入率は平均67%、5段階評価で平均は4.2点と良好な評価となりました。特に記入率は第1期の25%から大幅な上昇が見られます。
またアンケート項目として新たに本プログラムの改善点を聞いたところ英語字幕の設定や講師とのインタラクティブな要素の要望等があり次の第3期目で取り入れられないか検討していきます。
◆画像をクリックするとPDFが開きます◆
受講者からは「講義は情報量が多く、構成も明確で、ICTを防災・減災に効果的に活用する方法について貴重な洞察が得られた」「講師の研究は政策立案者やプログラムマネージャーにとっての枠組みとなる可能性がある」「ICTと農業は現在密接に絡み合っているため、講義は将来の学習に非常に役立つだけでなく、学生の最終目標にもなる」「エネルギー危機と気候危機による長期的な環境崩壊、そして社会の崩壊に焦点を当て、真の勝者は存在しないことをわからせてくれる」等、積極的な評価も見られました。
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プロジェクトマネージャー(理事)森本 吉彦