フィリピン共和国の周産期遠隔医療システム実証調査プロジェクトにおける日本視察コーディネート業務

2022年12月19日(月)14:26

 

 

― 周産期における胎児と母体の健康管理 ―

この度、経済産業省から香川県のメロディ・インターナショナル株式会社が受注された掲題プロジェクトの一環で、日本におけるiCTG利活用の現場視察にフィリピンから訪れた医師団3名の視察コーディネーション及び、アテンドをする業務をBHNが担当させていただきました。

(注1:iCTG=モバイル胎児モニター)

来日された皆さんは、いずれも産婦人科の現役医師で、これまでに医療現場での十分な治療経歴及び実績を積んだ方々でした。

今回の訪日目的は、日本国内において既にiCTGならびに関連設備を有効利用している医療施設を視察することにより、これからのフィリピンにおける同設備の導入・普及に当たっての課題・方法を把握してもらうことです。

視察日程は、令和4年12月1日から12月8日までで、視察訪問先は以下のとおり、関東地区およびメロディ・インターナショナル社の本社所在地である香川県高松市となっています。

 

関東地区訪問先

・千葉県内総合医療センター

・千葉県鴨川市 亀田総合病院

 

香川県高松市訪問先

NPO法人 e-HCIK(イーシーク)       [iCTG開発者]

メロディ・インターナショナル株式会社  [iCTGメーカー]

・香川大学医学部付属病院

・ニプロ株式会社 四国支店         [医療機器メーカー]

・そごうクリニック

・香川県庁健康福祉部

 

上記訪問先において、周産期医療への取り組みとしてiCTGの活用状況および特に香川県においてはK-MIXの活用状況も視察・見学されました。

(注2:K-MIX=香川県医療情報ネットワークシステム)

 

医師団の皆さんは、視察の合間に専門の学会にも出席する等、精力的に視察・研修業務をこなし、12月8日に「今回の視察は予想以上に有意義なものでした」というコメントを残され、帰国の途に就かれました。

尚、今回の視察・訪問先では、いずれにおいても懇切な説明ならびに詳細な施設見学をさせていただき、その御対応についても医師団の皆さんは大変感謝しておられました。

 

先端医療施設見学(前列左から3人の女性がフィリピンからの医師団)

 

訪問医療施設における意見交換会

 

iCTG開発者・原 量宏博士によるレクチャー

 

香川大学医学部訪問

 

参与 紀伊 寛伍

 

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