フィリピン台風ハイエン被災者支援調査隊、被災地で調査開始!

2013年11月22日(金)18:10

 

11月18日臨時号でご報告させて頂きましたフィリピン台風ハイエン被災者支援調査つきまして派遣した調査隊より早速、第一報が届きました。

3名の調査隊は11月19日の午後にフィリピンマニラに到着し、同日夕刻から20日にかけてPLDT(フィリピン長距離電話会社)、フィリピンの被災者支援NGO、レイテ島の被災 者の方でマニラに来られている方などと情報交換したのち、2名は21日にセブに入りました。2名はここから、協力関係にある医師団体などと一緒に22日にレイテ島に入る予定です。残る1名はマニラに残り、機材調達関係等の調査を続けています。

調査隊がマニラで得た情報によりますと携帯電話網は徐々に回復してきていますが、一番回復が遅れているのはレイテ島タクロバンの南の海岸線と北部地方、並びにサマル島の東部とのこと。レイテ島でも被害の大きかったタクロバンから逃れてきた人の話では、これらの地域では地域防災情報システム(CAシステム)やコミュニティラジオがあれば防災に役立つのではないかという声が聞かれました。

フィリピンの問題点は、気象庁や政府は情報をつかんでいても、地域住民は何をしたらよいかの情報が届かないことだそうです。当日、マニラでは多少の雨と風が吹いたくらいで、南部でこのような大災害が起きているというのは翌日の夕方まで大きな報道にはならなかったそうです。

当会では、今後現地で詳しい調査を行い、出来るだけ早く支援活動へと繋げていきたいと考えています。

皆様には、調査隊より報告が入り次第、またご報告させて頂きます。

緊急初動調査隊チーム

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