ミャンマー情勢の悪化とタイでの新規プロジェクト

2024年4月18日(木)9:48

 

前回のレポートで報告しましたが、ミャンマーでのINGOの登録手続きは、今のところ進んでいません。
一方、ミャンマーの国境地帯では、軍政府と少数民族武装組織(EAO)+人民防衛軍(PDF)の同盟との小競り合いや戦闘が激しさを増しています。

軍政府は主要な拠点を徐々に失いつつありますが、トラックに積んで機材を運ぶ建設作業は依然として危険であり、カイン(=カレン)州とモン州でのBHNの工事は立ち往生していて、いつプロジェクトを進められるかの見通しが立たちません。

軍政府による激しい戦闘や激しい爆撃により、タイ国境地帯への難民の流入はここ数日で大幅に増加しており、タイにおける私たちのプロジェクトの必要性はますます高まっています。

タイでは、難民キャンプ支援のための関係機関との交渉がほぼ完了し、「ソンクラーン」(新年の水祭り)後にプロジェクトの実施が始まります。

以下に示したBHNの当初の計画は、協力組織間で完全に合意されました。

1. コミュニティ アドレッシング システム(CAシステム)を設置する

2. キャンプ事務所にコンピュータシステムを設置する

3. コンピュータ教育のために学校にコンピュータシステムを導入する

4. 若い世代に電気に関する研修を行い、雇用機会を増やす

(上記の計画には、システムを支える太陽光発電設備が含まれています)

 

キャンプ内の家屋

 

キャンプ内の事務所

 

学校の教室(1)

 

学校の教室(2)

 

学校の入り口

 

 

顧問 相澤 紘史

 

     

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