8月:宮城県東松島市における被災者の地域コミュニティ支援事業

2012年10月4日(木)10:31

 

~ITで被災者の地域コミュニティ活動を支援~

 ※当事業は、皆さまからご寄附頂いた「東日本大震災被災者支援活動指定寄附金」を活用し実施しています

●8月の活動報告

仮設住宅では、講習会で覚えたパソコン操作で、インターネットを日常生活に活用しようという動きが見られるようになりました。当会の活動地域も、前月までの7地域から13地域に増えました。

1. 主な活動内容

インターネット既設地域では、引き続き自治会役員にパソコン講習会を実施。講習会は6か所で開催しています。第一期生の講習を修了し、二期目に入った地域もあります。また、小規模団地支援では、自治会役員から要請がある都度出かけて、パソコン操作の指導しているところもあります。

自宅での練習・復習用にパソコンを貸し出す「パソコン図書館」も引き続き運営しています。イベントや学習会用のパソコンの貸し出しも行いました。

支援団体から寄贈された中古パソコンの整備、企業の支援で光回線が引かれた仮設住宅では、当会が設置していた携帯電話回線の無線ルータを回収して、工事の準備とその後の無線LAN環境の設置定作業をするなど、4箇所の仮設住宅から要請されて技術支援を行いました。整備した中古パソコンは、居住者向けに貸し出しています。

当会事務所のインターネットの近隣住民への開放は、新規スタッフの雇用が遅れ、9月以降になります。

 

2. インターネットを活用した活動が始まる

パソコン講習会

覚えた操作で、支援団体等に提出する40ページ近くにも上る膨大な報告書を作成して、スタッフを驚かせた団地自治会がありました。

学校が夏休みを利用して、母親と一緒に小学5年生が、夏休み中に絶対にパソコンをマスターするという意気込みで参加していました。夏休み中だけとの約束が、辞めたくないと泣いてすがり、今も夜の講座に参加しています。また、おばあちゃんと一緒に参加しているお孫さんの姿もありました。

パソコン図書館の貸し出し用のパソコンは常に品切れ状態で、追加設置したところもあります。

インターネット

インターネットを日常生活の中に活用しようという動きが見られるようになりました。

例えば、インターネットを通してまとめて大量に購入すると配達料金が無料になる買い物制度を利用したり、備品購入を安く上げるため、インターネットの通販を利用する自治会もあります。また、手作りの民芸品をインターネットで販売する計画を立てはじめた団地があります。

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東松島の活動も、本土を離れて、島に渡りました。松島湾の東端の島になります。と言っても、20m位の橋を渡るだけですが。  

高木の森という山があり、展望台から見る松島湾の眺めは最高です。湾を西に見ることになるため、松島で見る松島湾とも違い、夕刻に登って、夕焼けの松島湾を見るのが良いそうです。

★ 東日本大震災被災者支援活動指定寄附金の『収支報告書』はこちらをご覧ください。

>>7月の東松島支援事業の報告はこちら

石巻周辺被災者支援事業担当

※BHNの東日本大震災被災者支援活動に対する寄附金は、「指定寄附金」として平成24年1月27日付けで東京国税局長の確認を得ています。これにより、BHNが募集する以下の活動に要する費用に充てるための寄附金は「指定寄附金」となり、税制優遇を受けることができます。引き続き、皆さまからのあたたかいご寄附をお待ちしております。

 

 

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