ハティア島プロジェクト15:設備建設と運用ボランティアトレーニングが進んでいます

2014年3月25日(火)15:44

 
JICA草の根技術協力支援事業(パートナー型)である「コミュニティラジオによる災害情報提供を活用した地域住民災害対応能力強化プロジェクト」は、バングラデシュのノアカリ県ハティア島およびニジュンディップで、①島民が必要とする正確な気象・災害情報を公平に伝達し、②災害情報を島民が正確に把握し避難行動に移せるよう、支援を行うものです。実施期間は2013年3月15日~2017年8月31日です。プロジェクトの概要はこちら

 

ウポジラ行政官らがラジオ局設備を見学

 

2月末、中央政府から派遣されているウポジラ行政官UNO)を含むハティア郡の要人が、ラジオ局設備の見学の為ハティアを来訪しました。バングラデシュ事務所スタッフによる説明や、ラジオ局の設備にも大変満足してくれました。

 

 

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ラジオ局の周波数の割り当ては依然未承認の状態が続いており、多少気を揉んでいます。現地の住民からはいつから放送を始めるのと聞かれると返事に困りますが、ダッカ事務所からはもうすぐ承認されそうだとの情報も入っており、辛抱強く待つしかないと腹を決めています。

 

ラジオ局運用ボランティアのトレーニング

 

工事と並行して、ラジオ局の運用ボランティアの訓練を並行して実施しています。今回は番組の作成にかかわる2つ訓練コース(各3日間)を実施しました。

?すでに運用している他のCR局の幹部やかつて商業局で同様の業務をしていた経験者を講師に迎え、いずれのコースもボランティアを含む25名程度が参加して、毎日出されるグループワークに汗を流していました。

 

グループワークでは与えられたテーマについて台本を自分達で書き、みんなの前で発表します。こうした作成技術は短期の訓練で習得できるのものではありませんので、今後も月1回程度のペースでブラシュアップを図っていきたいと考えています。

 

>>バングラデシュ・ハティア島プロジェクトに関する前の記事はこちら

 

バングラデシュ・ハティア島CRプロジェクト

プロジェクト・マネージャー 小峠(参与)

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